桃の育て方について 美味しく、元気に育てるコツを紹介します

桃は、夏に収穫できます。

桃は植えてから3年くらいで実がつき始めます。

自宅でも栽培することができ、成長も早いですが、
おいしい実がつくぶん、病害虫がつきやすく、
こまめな管理が大切になります。

そこで今回は、
桃の育て方について
美味しく、元気に育てるコツを紹介します。

 

 

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桃の品種について

白桃

こちらの品種は、
8月中旬~8月下旬収穫できます。

果実は250~300g程度です。

糖度は、13~14度で、
大変おいしい品種になります。
ただ、花粉量が少ないので授紛樹を必要とします。

 

受粉木は、大久保が適しています。

白桃

 

 

白鳳

こちらの品種は、
7月中旬~7月下旬に収穫できます。
果実は150~200g程度です。
糖度は、11~12度になります。

花粉が多く生理落花が少ない特徴があります。

授粉木として、大久保が適しています。

白鳳

 

 

大玉白鳳

こちらの品種は、
8月中旬ごろに収穫できます。
果実は200~250g程度です。
糖度は、12~13度になります。

特徴として、1つ1つの実が大きく、
鮮紅色で甘味が強い特徴があります。

授粉木として、大久保が適しています

 

大玉白鳳

 

 

大久保

こちらの品種は、
7月下旬~8月中旬に収穫できます。

果実は200~250g程度になります。

日保ちが良い特徴があります。

授粉木としても適しています。

 

大久保

 

 

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桃の育て方について

始めてモモを育てるなら、
品種選びが大きなポイントになります。

庭やベランダのスペースを考慮すると、
1本植えでも果実がつく品種がよいでしょう。

モモには白桃の様に、花粉が少ない種類があり、
受粉木が必要な場合もあります。

 

私の経験から、
ホームセンターなどで1m程度の苗木を買ってきて地植えした場合

3年目で直径5cm程度になる。(実をつけさせない)
4年目で10~20個程度
5年目で50個程度
7~10年で300~400個程度の実ができます。

ただ、害虫がつきやすいので、
しっかり防除することが必要です。

 

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

桃は、水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。

園芸本を見ると、
鉢植えの場合は、
赤玉土(小粒)7~8:腐葉土3~4の割合で混ぜた土か、
赤玉土(中粒)3:腐葉土3:川砂2:バーク堆肥2の割合で
混ぜた土と記載されています。

市販の果樹用培養土を使ってもかまいません。

 

私は、赤玉土に腐葉土3割と、
元肥の緩効性の化成肥料(マグアンプ)を、
一握りを混ぜる程度で使用しています。

 

 

 

桃の苗を植えます

桃の植える時期は、
桃は寒いところが苦手なので、
寒冷地では、真冬は避けてください。

落葉期の樹が休眠している状態で植えつけるのが一般的です。
つまり、11~2月の休眠期です。

桃は花が咲くのが早いので、
暖地では、年内に植えます。

真夏は、根がつきにくいので
絶対にやめましょう。

 

 

 

 

桃の水やりの仕方について

基本的に乾燥には強い木ですし、
乾燥ぎみのほうが甘くなります。

庭植えであれば、水やりはしないほうがよいですよ。
真夏に、からからに乾いてしまったときに、
朝か夕方に水やりすれば十分でしょう。

真昼じゃなければ、朝夕どちらでも構いません。
どちらかといえば朝になりますが。

 

鉢植えの場合でも、他の植物より乾き気味に管理した方が無難です。
水分過剰で渋くなることのほうが、圧倒的に多くなると思いますので。

 

 

 

 

桃の肥料の与え方について

 

使用する道具

 

モモは土のチッ素分が多いと枝ばかりが伸び、
花芽がうまくつかないようになります。
肥料は控えめに施すのがポイントです。

植え付けるとき、
土にゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

 

緩効性化成肥料

 

 

元肥(地域によって違うでしょうが2月頃)

追肥(生育状況に応じて随時与えます。
但し、成熟期には窒素成分は切れた状態にします。
成熟期まで窒素が効いていると品質低下、
成熟遅延等が起こるためです。)

お礼肥(収穫終了後、次年度への養分蓄積を促すため)に与えます。

堆肥などの有機質肥料か、速効性化成肥料を与えます。

 

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人工授粉がお勧めです

花粉の多い品種は、
自分の花粉で受粉しますので、1本でもなります。

しかし、鉢植えの場合は、
花数が少ないので、人口受粉がおすすめです。

3~4月頃、6~7割ほど花が咲いたら、
雄花を摘み取り、綿棒などに花粉をつけて雌花につけていきます。
先に摘蕾をすませておくと、受粉する花の数が少なくすみます。

 

 

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桃の剪定について

桃の若い樹では、新しい枝がたくさん発生し、
枝が混み合ってきます。

枝が混み合うと樹の内側まで日光が届かなくなります。

そうなると、内側になった実の着色が淡くなり、
甘い実になりません。

また、内側の枝が充実せず、
良い形質の花芽とならず葉芽が無く、
花芽一つだけの芽になりやすいです。

このため、樹の内側(根元近く)に発生している枝は、
根元から切り落とします。
目安としては、樹の根元から枝分かれしている部分より、
30cmくらいまでの間に発生した「新しい枝」は、
すべて切り落とします。

この作業は、実が熟れ始める頃から収穫後に行います。

切った後からまた新しい枝が伸び出しますが、
8月中旬頃にもう一回切ってあげます。

 

無数に出ている小枝は、
来年実をつけるもっとも大切な枝になります。

 

 

 

 

実が付いたら袋掛けを行います

使用する道具

 

桃の袋掛けは、
一般に病気や害虫から果実を護ることを目的として行います。

このため、収穫するまで袋をかけておくのが一般的です。

袋ははずれないよう、枝にしっかりと結びつけてください。

 

 

実が色づいてきたら、収穫します

品種によって収穫の適期は異なります。

袋を外し、芳香が出てきて果実に触れて、
ちょうど耳たぶぐらいの弾力が出てきたころが適期となります。

果実が柔らかくなり、落果する直前が最も美味しくなります。

 

 

 

桃の病害虫対策について

桃の害虫対策について

 

使用する道具

 

 

 

アブラムシ

虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」、殺虫剤「ベニカ水溶剤」、「家庭園芸用スミチオン乳剤」、「ベニカR乳剤」、「ベニカベジフルスプレー」を散布します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

 

モモハモグリガ

葉の中に侵入し、葉肉を食い荒らし、落葉させます。モモハモグリガには、殺虫剤「ベニカ水溶剤」、「ベニカS乳剤」、「家庭園芸用スミチオン乳剤」を散布します。

 

 

 

モモノゴマダラメイガ

実に袋かけすることによって、防止できます。

 

 

 

ハダニ

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
ハダニの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します 

 

 

 

コガネムシ

殺虫剤「ベニカ水溶剤」を散布します。

 

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
コガネムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

 

シンクイムシ

殺虫剤「ベニカ水溶剤」、「ベニカS乳剤」、「ベニカR乳剤」を散布します。

 

 

 

桃の病気対策について

 

使用する道具

 

 

縮葉病

殺菌剤「サンケイオーソサイド水和剤80」を、発芽前に芽の周りによくかかるように丁寧に散布します。

 

 

灰星病

殺菌剤「STダコニール1000」、「ベンレート水和剤」を散布して予防します。

 

 

まとめ

桃は、植え付けから収穫までの期間が短く、
お勧めの果物ですが、
虫が付きやすい特徴があります。

しっかりと防除しましょう。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

果樹苗の育て方について(目次)

 

 

 

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