胡蝶蘭は、プレゼントなどで貰ったが、
どのように育てればよいのか分からない。
という方が結構います。
胡蝶蘭は、大変美しく上級者向けのお花になります。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福の飛来」です。
花の開花期間も長く(2ヶ月くらい)、
なにより華やかで高級な印象があることから、
開業祝いなどに相応しい花なのです。
そこで今回は、
胡蝶蘭の育て方について
肥料の与え方・増やし方・きれいに咲かせ方・
病害虫対策など、元気に育てるコツを紹介します。
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胡蝶蘭の育て方について
胡蝶蘭の土づくりについて
胡蝶蘭は着生植物で、
土ではなくミズゴケかバークチップに植えて育てていきます。
鉢は、ミズゴケなら乾燥しやすい素焼き鉢を使用します。
バークチップなら、プラ鉢を使用します。
⇒胡蝶蘭
胡蝶蘭の植替えの仕方について
胡蝶蘭は、ほとんどがプラスティック鉢に入って販売されていますので、
そこからの植替え方法について紹介します。
ラッピングされていたら、
これは諦めて、取り去ってください。
この大きな鉢から、ビニールポットごと、
株を取り出してください。
おそらくポットは、植木鉢へ固定するために使われていたのと同じ水苔か、
バーク(木片)が使われていると思います。
次に、ミズゴケを使用している場合は、
ポットと同じ大きさの、
素焼きの植木鉢を用意してください。
なお、購入なさる際には、
駄温鉢と間違えないようにしてください。
素焼き鉢の方が、やや白っぽい色をしています。
素焼き鉢が用意できたら、ポットから株を抜き出して、
そのまま移し替えてください。
抜けないようでしたら、
ハサミなどでポットを切り開いてしまっても構いません。
ただ、この際に根を傷付けないことだけは注意してください。
胡蝶蘭は着生植物で、
土ではなく水苔に植えて育てていきます。
後は、2週間ほど放置してください。
この間は、水を与える必要はありません。
むしろ、与えないでください。
室内が乾燥しているようでしたら、
葉や蕾を霧吹きで軽く湿らせると良いでしょう。
もちろん、残った花は、そのまま楽しんでください。
夏に向けて、胡蝶蘭は生長期に入ります。
2週間程過ぎたら、
植え込み材が乾いたらたっぷり水を与えるようにしてください。
胡蝶蘭の肥料の与え方について
通常草花で1000倍希釈の液肥を3倍以上に薄くした、
3000倍以上希釈の液肥を生育 期間(春〜秋)に7日〜10日に一度与えましょう。
肥料は浸透圧で吸収します。
薄い肥料を回数多く与えるのが上手に栽培するコツです。
秋以降は与えません。
胡蝶蘭の水やりの仕方について
水遣りのコツは、
乾くまで放置、乾いたら一度にたっぷり、です。
受け皿を置いて水を溜めるようなやり方は、
絶対にしないでください。
数日間水を与えないくらいなら、
胡蝶蘭はまったく平気です。
置き場所は、レースのカーテン越しに、
ちらちらと日差しが入るような場所がお勧めです。
そよ風が流れ、木漏れ日の差す森の中に生えている植物ですので、
それをイメージして、育て方や置き場所を考えてみてください。
胡蝶蘭の冬や夏の管理の仕方について
越冬温度は白花系で10度以上。
ピンク等色物系で15度は必要です。
保湿と保温を兼ねて、
夜間は大きなビニール袋をスッポリ掛けるのも1つです。
夏の最高温度は30度程度で、
35度を超えると品種によっては暑さで株が弱ります。
また、湿度に関しては70%以上は必要です。
日本の場合梅雨時以外は湿度不足だと思って 下さい。
温室の無い場合の対策として、
前述の様におおきなビニール袋をお勧めします。
秋〜春までの霧吹きは日に4回位、根を中心にしましょう。
胡蝶蘭の剪定の仕方について
胡蝶蘭の花が終わったら、
花茎を痛めない様に手で取ります。
ハサミを使用の場合は、加熱消毒は必須ですね。
ラン科植物はウイルス病に弱く、感染し易いので、
是非お願いし ます。
理想は120度以上ですが、
ウイルス自体は熱に弱いですから、
80度以上有ればとは思います。
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胡蝶蘭の増やし方について
胡蝶蘭の花茎からの発芽は可能です。
「花茎のステムカルチャー」という方法で、
昔から実施されてい ます。
ただ、殺菌が重要ですし、
節の苞を取りBA処理(ペンジルアデニン)が必要ですので、
お勧めしません。
胡蝶蘭には、HB101がお勧めです
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
胡蝶蘭の病害虫対策について
胡蝶蘭の害虫対策について
使用する道具
カイガラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒カイガラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
ハダニ
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⇒ハダニの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
胡蝶蘭の病気対策について
使用する道具
軟腐病
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒軟腐病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します
まとめ
胡蝶蘭は、花の寿命が長いので少し寒い所へ置いておけば
1か月は鑑賞できます。
また、胡蝶蘭を増やすことは難しく、
来年も咲かせれるように、
上手に管理していきましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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