デンドロビウムは「多年草」と呼ばれる植物で、
アサガオやヒマワリのように、
一度咲いたら枯れてしまうわけではありません。
サクラやツバキのように、上手に世話をすれば、
今年の花が落ちた後も、何年、
ことによると何十年と花を咲かせてくれます。
我が家にも、長く付き合ってきたデンドロビウムがあり、
毎年花を咲かせてくれています。
そこで今回は、
デンドロビウムの育て方について
肥料の与え方・増やし方・きれいに咲かせ方・
病害虫対策など、元気に育てるコツを紹介します。
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目次
デンドロビウムの育て方について
デンドロビウムの土づくりについて
カトレアは着生植物で、
土ではなくミズゴケかバークチップに植えて育てていきます。
鉢は、ミズゴケなら乾燥しやすい素焼き鉢を使用します。
バークチップなら、プラ鉢を使用します。
デンドロビウムの植替えの仕方について
デンドロビウムは、同じ品種なら1つの鉢に寄せ植えしても、
同じDNAですから仲良く育ちますが、
違う場合は仲良く育たない場合が有りますので、
その場合は1株ごとの栽培をすすめします。
デンドロビュームは比較的寄せ植えを嫌いませんので、今回
は寄せ植えを前提とします。
バーク植えの場合は、
同様のバークを準備します。
鉢はプラ鉢ならそのまま使用します。
ボットから抜き出し、
根からバラバラ取れる物を外し新芽が伸びる方向を揃えて、
新芽の伸びる方向に将来出る株の為のスペースが有る様に
植え込みをして下さい。
そして、同質のバークを割り箸等で付き込み、
安定させて下さい。
その後1回たっぷり水を与え、株の安定を確認して下さい。
水苔植えの場合は、
水苔と洋ラン用の素焼鉢を準備します。
水苔を事前に水でもどして置きます。
ポットから抜き出し、痛んだ水苔を取り去ります。
コンビニのフランク等に使われている串を使うと便利です。
ほぐして痛んだ水苔を外す感じです。
外せましたら鉢底穴に防虫ネットを入れ、
1/3程度発泡スチロールの欠片を入れて置きます。
株と株の間に水苔を挟んだり、
根を交差させたり して1つの株に成る様のまとめます。
そして周りに水苔を少し巻いて鉢へ株を突っ込みます。
(新芽の方向にスペースが有る様に)
そして足りない所には水苔を足して、
均一に成る様に植え込みます。
株を持って、ぶり下げても鉢がしっかりしている事が必要です。
直射日光のささない明るい程度の部屋で養生させます。
10日から二週間経過すると、少し癒えてきますので、水のみ与え始めます。
この頃からは通常の栽培場所で良いのですが、肥料は1ヶ月経過してからに
しましょう。(メネデールは与えても結構です)
以上、こんな流れと成ります。
デンドロビウムの肥料の与え方について
5~6月頃に油かすなどの固形肥料を与えますと、
翌年の花つきが良くなるようです。
肥料は8月で終わって下さい。
長く与えると花芽が高芽になる事が有ります。
⇒固形油粕
デンドロビウムの水やりの仕方について
土が乾いたら、たっぷりと水を上げましょう。
夏には早く乾燥しますから、
毎日水を与えても良いと思います。
最低気温が10度ほどになったら、
半月ほど水を与えないようにしてください。
寒さで枯れてしまうのではないか、
ひからびてしまうのではないか。
と不安になられると思いますが、
これはデンドロビウムが本来暮らしている土地での気候を真似ることによって、
デンドロビウムに「花の季節が来た」と思わせるための方法です。
その後、室内へ置き場所を変えてください。
ご参考までに、
私は毎年12月上旬までは日当たりの良い戸外に置いています。
ここまでの育ち具合に問題がなければ、
1月~2月頃には花が咲くことと思います。
なお、つぼみが大きくなるまでは、暖房の効いた部屋ではなく、
ひんやりした部屋に置くようにしてください。
暖かい部屋ですと、デンドロビウムは夏が来たものと勘違いして、
花を着けるのを止めてしまうことがあります。
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デンドロビウムの剪定の仕方について
花が終わる頃になると、
根元から緑色の小さなタケノコのようなものが生えてきます。
これが、来年に花を咲かせる新芽です。
すっかり花が終わった後は葉も無く、
飾っておかれても寂しいでしょうから、
どこか日当たりの良い窓辺に置いておきましょう。
暖かくなってサクラが散るころになったら、
戸外の日向へ出してください。
ただし、戸外でも自然の雨があたらない場所に置かれることをお勧めします。
その方が、水やりの量を調節しやすいからです。
デンドロビウムは本来、
木の枝などに張り付いて生長する植物です。
そのため、通気性の悪い鉢に植えたままですと、
根が腐ってしまう危険が高くなります。
もし化粧鉢やプラスチックの鉢に植えられているようでしたら、
戸外へ出す際に植え替えられることをお勧めします。
できましたら、植木鉢は素焼きのものにしてください。
順調に育てば、初夏に向けて新芽が伸び、葉も茂ってくると思います。
デンドロビウムは日光が大好きですので、
日当たりの良い所に置いてください。
日照が強いと「葉焼け」と言って、
葉がヤケドをしてしまう場合がありますが、
初めから日向で育てておけば丈夫な葉になり、
まず葉焼けになることはありません。
デンドロビウムの増やし方について
株分け、高芽とり、茎伏せで増やすことができます。
私は、高芽とりで増やします。
デンドロビウムは、新芽を成長させるのです
切り取りません そのままです
高芽は、今ある太い棒のようなバルブの高い場所から芽が出てくるので、
高芽といいます。
高芽は、根がでてるのを確認してから、水コケで育てます。
春になると、新根がでてきて、
育ち始めますが1人前になるには、
3年くらいかかると思ってください。
デンドロビウムには、HB101がお勧めです
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
デンドロビウムの病害虫対策について
デンドロビウムの害虫対策について
使用する道具
ナメクジ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒ナメクジの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
カイガラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒カイガラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
デンドロビウムの病気対策について
特にありません。
まとめ
デンドロビウムは、
密林の木に着生する植物で、
土で育つ植物ではありません。
店頭に出回るラン類は、
当たり前のように鉢に植えられているのですが、
実際に育つ環境とは違うために、
そのままだと根が蒸れやすいということもありますので、
注意しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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