コナガは、アオムシに似た幼虫です。
よく似ている為アオムシと間違います。
見分け方は、コナガは10㎜ほどの大きさで、
アオムシに比べて小さくて細い特徴があります。
また、コナガは人が近づくと
糸を出しながら素早く逃げます。
コナガは、最初の若齢幼虫の時は、
葉の中に潜って葉肉を中心に食害しますが、
大きくなるにつれて葉の外へ出て、
葉の裏側から表皮を残して食害するため、
葉の表面が白く透けて見えるようになります。
そこで今回は、
コナガの退治・駆除・予防の仕方について
農薬を使用しない方法や効果的な農薬・
おすすめの方法を紹介します 。
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コナガの害について
葉を食害します
コナガの発生時期は、4月~6月と9月~11月頃です。
コナガは、キャベツや白菜・ブロッコリーなどの
アブラナ科の植物が大好きです。
最初の若齢幼虫の時は、
葉の中に潜って葉肉を中心に食害しますが、
大きくなるにつれて葉の外へ出て、
葉の裏側から表皮を残して食害するため、
葉の表面が白く透けて見えるようになります。
しかも、農薬にも強く駆除が厄介な害虫です。
知らずに食べてしまうことがあります
野菜に虫がついていたのを気付かずに、
野菜と一緒に食べてしまうこともあります。
コナガやアコナガの卵を食べてしまったとしても、
身体には全く害はありません。
憂鬱な気分になってしまうだけです。
まぁ、言えば虫がつくくらいに
農薬を使っていない安全な野菜ということですけどね。
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コナガ退治の仕方について 農薬を使用しない場合
防虫ネットを使用する
使用する道具
防虫ネットを使用して、コナガの成虫の侵入を防ぎましょう。
コナガの成虫は、蛾のような虫です。
コナガに侵入されなければ、
卵を産み付けられる心配もないので、
コナガは発生しません。
ただし、防虫ネットに隙間があると、
蝶が入って卵を産み付ける他に、
今年大発生したハスモンヨトウなどは歩いて進入してきます。
ハスモンヨトウ幼虫は産卵された作物を食べつくしたり、
ある程度育つと他の作物へ移動する習性があり、
10mくらいの移動は珍しくありません。
裾は隙間の無いように埋めるか、
重しをつけて、きちんとふさいでください。
コナガの天敵の蜘蛛やゴミムシを退治しない
この蛾の天敵は、蜘蛛やゴミムシです。
蜘蛛やゴミムシは、コナガを食べてくれますので、
蜘蛛やゴミムシがいると、コナガの大量発生を防ぐことができます。
HB101を使用する
無農薬で野菜や植物を育てるのには、
HB101をお勧めします。
わたし自身も、謳い文句に半信半疑で使い始めましたが、
HB-101の1000倍液は、どんな野菜にも、
使用した場合としない場合では育ち方や害虫被害など、
雲泥の差が出ます。
是非、使ってみてください。
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コナガ退治の仕方について 効果的な農薬について
ゼンターリ顆粒水和剤
アイザワイ系統菌が持つ結晶性タンパク毒素により、
従来のBT剤など他剤抵抗性の発達したコナガに対しても、
安定した高い効果を発揮します。
従来のBT剤に比べ、散布調製時の粉立ちがなく、
溶けやすくなっています。
オルトランDX粒剤
2つの浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る効果が持続します。
葉の裏・土の中など、直接殺虫剤がかかりにくいところにいる害虫も、
効果的に退治します。
土にばらまくだけで植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る予防的効果が約1ヵ月(アブラムシ)続きます。
オルトラン剤は有名ですが、
農薬としてはかなり古めな成分・系統です。
コナガは薬剤抵抗性が強い虫ですので、
発生した個体群によっては、
オルトランへの抵抗性をもっており効かない場合があります。
オルトラン水和剤
散布面積が広い場合や、背の高い庭木などに適しています。
効きめは浸透移行性で、効果の持続性があり、
広範囲の害虫防除におすすめです。
計量の手間がいらない便利な分包品です。
オルトラン剤は有名ですが、
農薬としてはかなり古めな成分・系統です。
コナガは薬剤抵抗性が強い虫ですので、
発生した個体群によっては、
オルトランへの抵抗性をもっており効かない場合があります。
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ベニカベジフルスプレー
幅広い害虫に優れた効果があり、だいこん、キャベツなどの野菜、うめ、かき、かんきつなどの果樹に使えます。
速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。
成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治します。
パイベニカVスプレー
天然殺虫成分(除虫菊を使用)
で害虫をすばやく退治します。
有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
キャベツ、こまつなのアオムシ、なすの、
テントウムシダマシなどの食害性の害虫にもよく効きます。
天然殺虫成分ですので、安心です。
殺虫効果は低めです。
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ベニカS乳剤
ケムシ、アオムシなどチョウ目害虫に優れた効果があり、
庭木、果樹、野菜などに幅広く使えます。
速効性と持続性(チャドクガ・若令幼虫で1~2週間、散布葉)があり、
害虫を効果的に退治します。
ベニカ水溶剤
野菜、果樹、花など幅広い植物に使用できます。
有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、
殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)。
すぐれた浸透移行性殺虫剤です。
また有効成分が葉の表から裏に移行しますので、
葉裏に隠れている害虫にも有効です。
コナジラミ、カイガラムシ、カメムシ、ケムシ、アオムシ、カミキリムシ、コガネムシ等の害虫にも効果的です。
まとめ
コナガは、薬剤抵抗性が強い虫ですので、
たまに農薬が効かない場合があります。
例えば、毎年A農薬を使用しているとしましょう。
コナガは、毎年農薬が効いて死滅していても、
ずっと同じ農薬を使用し続けると、
コナガは進化して、A農薬では効かなくなります。
その場合は、迷わず他の農薬を使用しましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の害虫対策も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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