コムラサキは夏に花が咲き、
秋には実を付けます。
低木で小さく、お店や和風庭園、
家の庭木としても人気のある植物です。
つやのある紫色の美しい実をつけるこの低木は、
平安時代の美人女流作家「紫式部」から名前をもらっています。
そこで今回は、
コムラサキの育て方について、
紹介します。
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コムラサキの花言葉について
コムラサキの花言葉は、
「気品」、「知性」、「聡明」です。
ムラサキシキブに似ているので、
その気品あふれる実の様子を、
源氏物語の作者の紫式部に例えて名がつけられました。
コムラサキの育て方について
土づくりの仕方について
コムラサキは、腐植質が多く保湿・通気性がよい、
やや湿り気のある用土が適しています。
市販の草花培養土でも利用できます。
自分で配合する場合は、
赤玉土に腐葉土を混ぜて配合しり、
庭土に腐葉土を足して使用します。
⇒腐葉土
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植えつけ方について
コムラサキの植え付けの時期は、
11~12月・2~3月頃が適しています。
明るめの日陰や半日陰になる、
風通しの良い場所で育てるのが適しています。
ただ、乾燥に弱く、夏場の強い西日は避けましょう。
水やりの仕方について
鉢植えの場合は、
土の表面が乾いたら、しっかりと水を与えます。
地植えの場合は、
特に水やりの必要はありません。
自然の雨だけで大丈夫です。
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肥料の与え方について
コムラサキは、肥料をあまり必要としません。
ただし、まったく肥料なしと言うわけにはいかず、
年に一度、1~2月頃に油かすを与えます。
⇒油かす
増やし方について
挿し木と種まきで増やすことが出来ます。
挿し木の時期は、
3月頃と、6月頃が適しています。
3節程の長さに若い枝を切り、
水あげしてから鹿沼土に挿し木しましょう。
⇒鹿沼土
また、挿し木に発根促進剤メネデールを使用することによって、
失敗を防ぐことが出来ます。
薄めたメネデール液に2~3時間浸してから、
鹿沼土に挿します。
種まきで増やす場合は、
秋に熟した実を収穫し、洗って果肉を取り除き、種を出します。
採取した種を乾燥させる必要はないので、
そのまま育苗ポットなどにまきます。
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病害虫対策について
毛虫が発生して、葉を食害します。
また、カイガラムシが発生して汁を吸います。
毛虫は見つけ次第、
農薬で対策します。
トレボン乳剤がよく効くので、
見つけたら散布しましょう。
カイガラムシは、見つけ次第、
古い歯ブラシなどを使用して、幹から落としましょう。
カイガラムシは、植物に寄生しないと生きれませんので、
一度はがしてしまうと、死んでしまいます。
また、風通しが悪いと、
うどんこ病が発生することがあります。
発生したらダコニールで対処しましょう。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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