山茶花(サザンカ)の育て方について 肥料の与え方・剪定の仕方・増やし方・病害虫対策など、キレイに咲かせ元気に育てるコツを紹介します

お花の育て方について

山茶花(サザンカ)は、日本では古くから育てられていて、
庭木や生垣として利用されてきました。

日本の気候に合っているので、
育てやすい特徴があります。

そこで今回は、
山茶花(サザンカ)の育て方について
キレイに咲かせ元気に育てるコツを紹介します。

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山茶花(サザンカ)の品種について

山茶花(サザンカ)は冬の代表的な花木だが品種が多く、
11月から3月にかけて開花します。

花が咲く垣根を作ることができため、
古くから人気が高あります。
葉の色や形は品種によって微妙に異なります。

山茶花(サザンカ)

 

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山茶花(サザンカ)の育て方について

山茶花(サザンカ)を育てるポイントは、
日当たりのよい場所に植え付けることです。

日光の当たる環境さえ整えてあげれば、
庭植えなら降雨だけでも元気に育ってくれます。

ただ、耐寒性があまりないので、
冬の乾いた風には当たらないようにし、
冬には防寒対策を施してあげましょう。

 

 

山茶花(サザンカ)の種まきの仕方について

 

使用する道具

 

山茶花(サザンカ)の種は、
10月以降に採取したものをまいていきます。

ただし、種子は乾燥すると発芽しなくなるので、
採取したものを植え付ける場合は、
できるだけ早く、
遅くとも11月上旬までにまいていきましょう。

もしくは、採種した種を湿らせた砂や水苔と一緒に、
ポリ袋などに入れて密封し、
冷蔵庫や土中などの冷暗所で管理して、
3月に植え付けることも可能です。

ポットや小さめの鉢に赤玉土などの種まき用土を準備します。

そして、種を重ならないようにまき、
1cmほど覆土します。

その後は、日陰の風通しがいい室内で、
土が乾燥しないよう管理すると3~4月頃に芽が出てきます。
発芽して、苗が十分に育ったら、鉢上げや庭に定植してください。

 

 

 

山茶花(サザンカ)の苗を植え付けます

 

使用する道具

 

 

山茶花(サザンカ)の苗は、
3~4月か、9~10月の気候が穏やかな時期が
植え付けの適期です。

鉢植えにする場合は、
苗よりも1~2回りほど大きな鉢を準備します。

用土は、水はけと水もちのいいものであれば土質を選ばないので、
赤玉土(中粒)1:腐葉土1の比率で混ぜあわせたものか、
市販の培養土を用います。

鉢底に有機肥料や緩効性の化成肥料を入れ、
根をほぐして広げてから植え付けていきましょう。

地植えの場合は、日当たりと風通しの場所を選んで植え付けます。
庭土は1株当たり深さと直径が30cmほどの大きさの植え穴を掘り、
底に有機肥料や緩効性の化成肥料を入れておきます。

庭土が粘土質な場合は、
腐葉土を掘り起こした土に混ぜ込んでおきましょう。
そして、苗の根を広げながら、浅く植え付けていきます。
根が浅いうちは強風で倒れることがあるので、
支柱を立てておくと安心です。

 

pHは6.5〜7.5が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

山茶花(サザンカ)の剪定のやり方について

剪定の時期は、3月から4月に行います。

ツバキより枝が密生するので、
この時期なら刈り込みもできます。

開花前や開花中の株は、
花が咲き終わるのを待ってからでもかまいません。

花芽は前年枝から、
伸び始めた新梢の先に6月ごろつくられます。
株全体の枝を短く切り戻す強剪定は、
花後すぐに行っても花が咲かなくなるので、
数年に1回行う程度にとどめ、
通常は枝の間引きと弱い切り戻しが基本です。

また、花芽がふくらむ9月ごろに残したい花芽を確認して、
不要な枝を切り戻すこともできます。

 

 

 

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山茶花(サザンカ)の増やし方について

さし木による増やし方について

6月下旬から8月に、
春から伸びた枝から10~20cmほどの穂木をとり、
水あげ後、清潔な土にさします。

 

さし木後は直射日光を避けた明るい場所で、
空気穴をあけた透明ビニールで容器ごと覆って湿度を保ちます。

順調に発根すれば、
その年の9月中に鉢上げができます。

 

とり木による増やし方

3月から6月に枝の樹皮を3cm幅で木質部まではぎ取り、
たっぷり湿らせた水ゴケで包み込み、
ビニールで覆い乾燥を防いでひもで固定します。

その後は水ゴケが乾く前に水を補給し、
乾燥しないように管理します。
1~3か月後に根の発根状況を見て枝から切り離し、
鉢上げします。

 

 

山茶花(サザンカ)の肥料の与え方について

使用する道具

 

庭植えは2月に有機質肥料を寒肥として、
株元の周辺に埋めておきます。

鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥しますが、
開花中の株は花が咲き終わってから追肥します。

土のアルカリ性が原因で葉が黄色くなり生育が悪くなった株は、
生理的酸性肥料(硫酸アンモニウムなど)を施すと、
肥料成分が吸収されたあとに酸性の成分が土に残るため、
土が酸性寄りになり、樹勢の回復も期待できます。

 

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山茶花(サザンカ)の病害虫対策について

山茶花(サザンカ)の害虫対策について

使用する道具

 

 

チャドクガ

手軽に使用できる薬剤ではベニカX、ベニカXスプレー、ベニカXファインスプレー、ベニカJスプレー、オルトランCなどが効果的です。希釈する薬剤ではベニカX乳剤などが効果的です。

 

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

カイガラムシ

12~2月頃、マシン油乳剤(97%剤)、石灰硫黄合剤などを2回ほど散布しましょう。

 

 

 

山茶花(サザンカ)の病気対策について

使用する道具

 

もち病

葉っぱがモチのように膨らむ病気です。
胞子をつくる前、つまり白く覆われる前に摘み取って処分することが発生を抑えるコツになりますが、念のためダコニール1000、サンボルドーなどを散布するのも良いです。

 

 

まとめ

山茶花は、花が少なくなる秋から冬にかけて、
ピンクや赤、白の美しい花を咲かせます。

ちょっと庭が寂しくなったと感じたときに、
山茶花の花が咲くと元気がもらえそうですね。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

お花の育て方について(目次)

 

 

 

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