長ネギ(白ネギ)は、中央アジア原産のユリ科の多年草です。
古くから薬味として利用される、非常に身近な野菜です。
ネギの栽培には、主に葉身を利用する葉ネギ栽培 と、
白く軟白した葉鞘を利用する長ネギ(白ネギ)栽培があります。
長ネギ(白ネギ)は、
生長に合わせて土寄せすることで、
葉鞘部を白く長く育てるのが特徴です。
そこで今回は、
長ネギ(白ネギ)の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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長ネギ(白ネギ)の品種について
下仁田ネギ
群馬県下仁田地方由来の『殿様ネギ』
と呼ばれる品質極上の短太一本ネギです。
肉質はとてもやわらかく、
特有の甘みとコクがあり、とろけるような舌ざわりです。
なべ料理で風味を味わいます。
石倉一本太ねぎ
関東で広くつくられる根深太ネギです。
軟白部は太く、長さ30cm以上にもなり、
やわらかくておいしく、
寒さが厳しくなるとさらに甘みが増し、
冬の味覚として利用されています。
根深ネギ・ホワイトスター
生育旺盛で作りやすい多収種
生育が旺盛で、伸びと太りにすぐれる増収型の合柄系一本葱。
耐湿性や耐病性が比較的強く、低温伸長性にすぐれるほか、
耐寒性もあり作りやすい。
特に、春まきの夏秋どりから秋冬どりに最適。
長ネギ(白ネギ)の育て方について
ネギは大きく分けて、
白ネギと葉ネギがあります。
葉ネギは、みそ汁などに使用されるネギです。
白ネギは、主になべ物に使用されます。
白ネギの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。
土づくりについて
使用する道具
深植えにするので、土壌の性質が著しく
生育、収穫量に影響します。
軟白部をより長くおいしく育てるには、
通気性、水はけ、保水性がよく、
土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが大切です。
苗の植え付け3週間前までには、
堆肥を鋤き込んでよく耕し、畝を立てておきます。
(元肥は定植の際に溝施肥にする)
pHは6.0〜6.5が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
畝の中央には、深さ30cmほどの植え溝を掘ります。
(クワで掘るとちょうど良い幅の植え溝ができます)
長ネギ(白ネギ)の種を蒔きます
10cm間隔に深さ1cmほどのまき溝をつくり、
1cm間隔にタネをまいて覆土します。
発芽したら3cm間隔に間引きます。
発芽したばかりのネギ苗は、
以下のような形をしています。
2~3回程度土寄せを行い、白根を伸ばしますが、
1回に土寄せを行う量は、
多くし過ぎないよう注意してください。
収穫前までに緑色の葉の付け根まで土寄せを行います。
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長ネギ(白ネギ)の肥料の与え方
使用する道具
長ネギ(白ネギ)には、
バランスのとれた配合肥料がオススメです。
植え付けから1ヶ月後、土寄せと追肥を行います。
土寄せの際、ネギと反対側の畝の肩に追肥を施し、
土と混ぜながら植え溝に落とします。
以降、生長に合わせて計3〜4回、
同様に追肥と土寄せを行います。(最後の土寄せでは追肥は不要)
また、ネギは雑草に弱いので、
土寄せの際に限らず、こまめに除草してやりましょう。
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ネギ坊主は摘み取りましょう
ネギは、一定の大きさの苗が一定期間低温に当たると
「とう立ち」する性質があります。
そのため、本来は収穫期の後でとう立ちするはずが、
収穫期前にとう立ちして、
ネギ坊主(花芽)ができてしまうことがあります。
放っておくと、生長の妨げになるため、
見つけたらすぐに摘み取ります。
十分に育ったら収穫します
軟白部が40~50cmになったら収穫できます。
埋めた溝の部分を掘り起こし、
反対側からも同様に掘って、
長ネギを引き抜きます。
白ネギは、寒さに当ててから収穫すると、
甘みが増して美味しくなります。
長ネギ(白ネギ)の病害虫対策について
長ネギ(白ネギ)の害虫対策
使用する道具
アブラムシ
ネギアザミウマ
ネギハモグリバエ
ネキリムシ
長ネギ(白ネギ)の病気対策
使用する道具
べと病
ネギ さび病
まとめ
長ネギ(白ネギ)の作り方のコツは、
土寄せです。
生長に合わせて計3〜4回、
土寄せを行います。
土の中に埋もれている部分が、
白ネギとなります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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