わさびは、
アブラナ科の多年草になります。
日本(本州・四国・九州)、サハリンなどに分布する、
毎年花を咲かせる多年草です。
冷涼な気候を好み、
主に山間を流れる渓流の浅瀬に自生します。
そこで今回は、
沢わさびの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します 。
スポンサードリンク
目次
わさびの育て方について
わさびは、
山間の渓流など水のきれいなところに生息しています。
太い円柱状の根茎を作り、
そこから数本の茎を伸ばします。
その茎には、直径8~10cmほどの大きさをしたハート型の葉っぱを茂らせ、
春になると小さな白い花を咲かせます。
生育適温は8~20℃程度で、
水温が16~18℃の環境で最もよく育ちます。
植物ですので、ある程度環境に順応する能力はありますが、
気温が30℃を超すと生育は困難です。
直射日光を嫌い、常に薄日が当たるような場所を好みます。
特に真夏の置き場所には気を付けましょう。
栽培環境について
わさびは、一般に冷涼な場所を好み、
風通しの良い西日のあたらない半日陰の環境で、
水はけの良い用土で育てます。
夏季の温度が25℃以下、
冬はマイナス1℃くらいが最適です。
西日を受ける場所は、
葉焼けを起こすので避けましょう。
土づくりについて
使用する道具
わさびは、川砂を使って植え付けます。
そして、栓ができて水の貯められるタイプのプランターを用意します。
水のある環境で育てると言っても、
特に湿潤を好むというわけではありません。
湿潤と言うより基本的に流水を好むので、
そこに水を流しっぱなしで栽培するのが理想的ですが、
一般家庭では難しいですので、
水はにごらない内にこまめに替えるようにしましょう。
ワサビは根から強い殺菌効果のある物質を出しています。
ところがコレがワサビ自身の成長を阻害してしまい、
水辺や清流のような場所で、
その物質を洗い流していないと、
一般的に思うような太いワサビにならないのです。
わさび苗を植え付けます
最初はタネや苗で栽培できますが、
タネからの管理が難しいので苗を入手して栽培したほうが簡単です。
購入した株は、
きれいに土を落として新しい用土で植え付けます。
植え付けの適期は9月下旬から翌3月頃までですが、
できるだけ秋に植え付けて、
冬が来るまでに充分根を張らせた方が、
翌春からの生育がよいです。
複数植える場合は株と株の間隔は20cm程度あけます。
⇒わさび苗
スポンサードリンク
わさびの水やりの仕方について
またワサビの性質として、
水量の増減の激しい場所ではよく育ちません。
夏に水が蒸発して減ったから継ぎ足す
というような水管理を繰り返すと、
枯れてしまうこともあります。
常に一定の水量を保つように水の管理を行いましょう。
水位は表土の2cmほど上が適切です。
わさびの肥料の与え方について
使用する道具
肥料は春と秋の生育旺盛な時期に行います。
チッソ分の少ない肥料を、
こぼれないように目の細かいネットや
使い古しのストッキングのようなものに入れて施します。
流水の中で育てるのなら、
流されないように鉢やプランターに端っこを引っかけておくとよいでしょう。
夏は暑さで生育が減退するので肥料は施しません。
プロも愛用の人気植物活力液!
全ての植物にオススメ。
植物を超元気にする天然植物活力液「HB-101」
わさびの増やし方について
株分けによって増やします
大株に小さい株ができてきたら、
株分けして植え替えます。
収穫するタイミングで、根茎に子株が付いているようなら、
傷が付かないように、丁寧にその切り分けていきます。
株分けした苗は、
植え付け方法と同じ手順で育てていきます。
大きく育ったら収穫します
株から育てたものはだいたい、
2年くらいから収穫できます。
収穫時期の目安は特にないようですが、
一般的に花後~夏にかけて収穫するようです。
肥大した根茎をすり下ろして、
そばや刺身の薬味として利用します。
葉や茎・花にも同様の辛み、香味があり、
しょうゆ漬けやおひたし・てんぷらとして利用できます。
わさびの病害虫対策について
わさびの害虫対策について
使用する道具
アオムシ
わさびの病気対策について
軟腐病
まとめ
ワサビは栽培環境に気をつかう植物で、
生育適温を外れると途端に弱ってしまいます。
植え付けから春までの間は、
気温が保てるハウス栽培がおすすめです。
ただ、家庭で育てるときは、
トンネル支柱にビニールシートを張って保温します。
一方夏の暑さはワサビの大敵。
風通しのよい環境を用意し、涼しい気温を保ってください。プ
ランターに植え付けて涼しい場所へ移動し、
寒冷紗などで遮光するとよいですよ。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
コメントを残す