絹さや(さやえんどう)は、
てんぷらやお弁当などの色どりにお勧めの野菜です。
絹さやは、たくさんの肥料を施さなくてよいことから、
家庭菜園で栽培する野菜としても人気です。
暖地では、春まきと秋まき、
寒冷地では、春まきと夏まきが適します。
生育旺盛で、莢が双なりにつき、たくさん収穫できます。
そこで今回は、
絹さやの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
絹さやの品種について
つるあり品種
草丈が120センチ以上と高く、
2メートルほどの高い支柱を立てる必要がります。
つるが長い分、収穫までの期間は長くかかりますが、
収穫量は多い特徴があります。
つるなし品種
草丈60~70センチとコンパクトに育ちます。
短いとはいえ、蔓は伸びるので75~90センチの支柱は必要です。
つるが短い分、収穫までの期間は短く早く収穫できますが、
収穫量はやや少ない特徴があります。
絹さやの育て方について
絹さやは、過去にマメ科の植物を育てた土には植えず、
種まきや苗植えの時期を守ることが、
おいしい絹さやを育てるコツです。
マメ科を以前に育てた土で育ててしまうと、
連作障害を起こして病気にかかってしまいます。
また、早くに種まきや苗植えをしてしまうと、
寒さで株が傷みやすいです。
絹さやの種を蒔きます
使用する道具
絹さやは、
種から育てた苗をプランターや畑に植えていきます。
種まきには、関東より南の地域であれば10~11月、
関東より北の地域では3~4月が向いています。
地植えには大きく育つ「つるあり」の品種、
プランター植えなら小さい「つるなし」の品種を選ぶのがおすすめです。
ポリポット9cmに、種まき専用の用土を入れ、
育苗ポットに種まき用の培養土を入れる
4ヶ所深さ1cmほどの穴を空ける、種を植えます。
種に土を被せ、上から手で軽く押し固め、
たっぷりと水やりをしましょう。
そして、土が乾かないよう水やりをして日陰で管理します。
1週間ほどで発芽し、
草丈が10cmほどになったらプランターや地面に植え替えましょう。
発芽したばかりの絹さやの苗は、
以下のような形をしています。
土づくりについて
使用する道具
連作障害に弱い代表的作物なので、
少なくても3~4年はエンドウを栽培したことのない畑を選びます。
タネまきの2週間ほど前に、
1㎡当たり苦土石灰120g程度、
1週間ほど前に完熟堆肥2~3kg、
有機配合肥料70~100gを施します。
うね幅90cm、株間20~30cmを目安として畑をつくります。
そして、黒マルチを張ります。
黒マルチは地温を上げる効果に期待できます。
pHは6.5〜7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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絹さやの苗を植えていきます
鉢やプランターに植える場合は、
サヤエンドウの苗は、10号鉢で1株、
幅60cmのプランターで2株が植える数の目安です。
土を8割ほど入れた容器に、
苗がすっぽり入るくらいの穴をスコップで掘り、
苗を植えていきます。
株元に土を山型に寄せておくと、苗が倒れにくくなります。
地植えの場合は、
まず、土作りをすませた土で幅90~100cm、
高さ10cmほどの畝を作ります。
そして、株同士の間隔が30cmほど空くよう、
穴を掘って苗を植えていきます。
支柱を立てます
使用する道具
冬の間に地下では根が大きく育ち、
翌年の春先になると一気に成長して次々と花をつけます。
蔓が伸び始める前に、支柱を立ててネットを張り、
蔓をネットに誘引(巻きひげをネットに絡ませる)します。
絹さやの肥料の与え方について
使用する道具
苗植えのときに土へ肥料を混ぜた後は、
2~3月にゆっくりと効く、
緩効性化成肥料を株と株の間にばらまいて、
土と混ぜあわせます。
そして、その土を株元に寄せておきます。
マメ科の植物は根に根粒菌を持っていて、
空気中の窒素を取り込むことができるので、
窒素分の多い肥料は控えてください。
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適度に育ったら収穫します
絹さやは、開花してから25日くらいが目安で、
莢の柔らかいうちに収穫します。
収穫が遅れると、
豆が育ってしまって、
固くなってしまいます。
絹さやの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
ハダニ類
まとめ
絹さやは、
油断していると、すぐに育ちすぎになってしまいます。
育ちすぎると、豆が固くなってしまい、
グリンピースの様になってしまいます。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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