スナップエンドウは、肉厚で歯切れがよく、
塩ゆででそのまま食べたり、
マヨネーズをつけて食べたり、大変おいしい野菜です。
スナップエンドウは、育てやすく
家庭菜園に人気の野菜です。
そこで今回は、
スナップエンドウの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
スナップエンドウの品種について
ホルンスナック つるなし
肉厚で甘みが強い。生育旺盛でつくりやすい。
「スナック」と在来の白花つるなし種との交雑により、
育成したわい性種です。
「スナック」より耐湿性があり、
寒さにも相当強く丈夫で栽培しやすいです。
発育旺盛なつるなしの多収種です。
莢は「スナック」に比べ、
長さは変わらないですが幅が1~2㎜広く、
子実の肥大がよいので丸々とした莢となります。
莢肉が厚くて甘みがあり、
やわらかで、青実と一緒に利用します。
グルメ つるあり
大莢で歯切れがよく肉厚。
甘みの強い肉厚大莢のスナップエンドウ!
スナップエンドウとしては、莢の長さが9~10cmと長い。
莢色はツヤがあり、秀品率が高い。
草勢は中強で分枝数は少なめだが、莢つきがよく双莢性が高い。
スナック つるあり
肉厚で甘みがある。立枯病に強く多収。
米国生まれのエンドウです。
青実を十分に太らせます。
莢も肉厚でやわらかいです。
丸莢のまま利用して、甘みがあり、
独特の風味でたいへんおいしいです。
莢は背面にそった形で、100gで14~15莢前後、
スジあり、白花です。
つるありで、草丈は1.6~2.0m以上に伸び、
莢は中段から上段にかけて連続して着きます。
株元からの分枝は少ないです。
スナップエンドウの育て方について
スナップエンドウは、大きく分けて
「つるなし種」と「つるあり種」に分かれます。
つるなし種は、
草丈60~70センチとコンパクトに育ちます
短いとはいえ、蔓は伸びるので75~90センチの支柱は必要です。
つるが短い分、収穫までの期間は短く早く収穫できますが、
収穫量はやや少ないのが特徴です。
つるあり種は、
草丈が120センチ以上と高く、
2メートルほどの高い支柱を立てる必要があります。
つるが長い分、収穫までの期間は長くかかりますが、
収穫量は多い特徴があります。
秋まきには~つるあり種を
春まきには~つるなし種を選ぶのが一般的ですが、
つるなし種は草丈が高くならないので
高い支柱を立てなくて良いのがメリット。
コンパクト育てられるのでプランター栽培向きです。
土づくりについて
使用する道具
スナップエンドウは連作を嫌うので、
5年以上エンドウを作っていない場所で育てます。
また、酸性に傾いた土壌を嫌うので、
苦土石灰を畑全体に多目に入れて中和します。
種まきの2週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、
1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施して耕し、
高めの畝を立て、黒マルチを張ります。
畝を高めに立てることで水はけがよくなり、
黒マルチは地温を上げる効果に期待できます。
pHは6.5〜7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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スナップエンドウの種まきの仕方について
使用する道具
適期に種をまくことが大切で、
早まきして大苗になると寒さにやられ、
種まきが遅れると冬に枯死してしまいます。
基本的には関東より北、北海道等では「春まき」になり、
関東より西では「秋まき」
になります。
スナップエンドウ_2春まきの時期は4~5月、
収穫時期は7月中旬~9月上旬
短い期間で成長させ、収穫するため「つるなし」を選びます。
秋まきの時期は10月中旬~11月上旬、
収穫時期は4月中旬~6月上旬になります。
種まき後、種を鳥から守るために、
不織布で畝を覆います。
発芽が揃ったらネットを外します。
畝幅(上面幅)60cm、畝の高さ10cm(1条植え)にします。
もしくは、条間 2条植えにするときは、
畝幅を広げて条間60cmにします。
ポットで苗を育てる場合は、
1ポットあたり、人差し指の第一関節あたりの深さの穴を
3~4箇所あけ、各まき穴に1粒ずつ種を蒔きます。
土をかぶせて手のひらで軽く押さえ、
たっぷりと水をやります。
種まき後は、マメ科なので、
鳥などの被害に合うことがあります。
必ず不織布などをかけるなどして、育苗しましょう。
発芽しばかりのスナップエンドウの苗は、
以下のような形をしています。
スナップエンドウの苗を植えていきます
発芽後、本葉3~4枚、
草丈7~8センチになった頃がエンドウの定植時期です。
間引かずにそのまま植えましょう。
畝幅(上面幅)60cm、畝の高さ10cm(1条植え)にします。
もしくは、条間 2条植えにするときは、
畝幅を広げて条間60cmにします。
支柱を立てます
使用する道具
冬の間に地下では根が大きく育ち、
翌年の春先になると一気に成長して次々と花をつけます。
蔓が伸び始める前に、支柱を立ててネットを張り、
蔓をネットに誘引(巻きひげをネットに絡ませる)します。
スナップエンドウの肥料の与え方について
使用する道具
化成肥料は窒素成分が低めの化成肥料を使用します。
肥料を与える時期は1月頃です。
そして、3月頃にも肥料を与え土寄せをします。
花が咲きだした頃は追肥は行っても、
行わなくても問題はありません。
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大きく育ったら収穫します
スナップエンドウは、開花してから30日くらいが目安で、
莢が十分に膨らんだら収穫します。
早く収穫したり、
遅く収穫すると甘みが少なめになります。
スナップエンドウの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
ハダニ類
まとめ
スナップエンドウは、
種まき後、種を鳥から守るために、
不織布で畝を覆います。
また、種まき後の水やりをやり過ぎると、
種が腐ってしまうことがあるので、
注意が必要です。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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