いんげん豆・さやいんげんの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

さやいんげんは、
中央アメリカが原産のマメ科の野菜です。

日本に伝えられたのが、1654年で
「いんげん豆」と呼ばれるようになったそうです。

ちなみに、
完熟した豆を乾物として扱う場合は「いんげん豆」と呼んでいます。

若いサヤを丸ごと食べる野菜として扱う場合は
「さやいんげん」と呼ばれます。

そこで今回は、
いんげん豆・さやいんげんの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

 

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いんげん豆・さやいんげんの品種について

つるありインゲン モロッコ

肉厚で食味極上のモロッコインゲン。

莢は長さ14cm、幅1.8cm程度のつるあり種です。
肉厚の平莢で、食味が格別。
莢の色は鮮緑色で、加熱すると一層鮮やかなグリーンになる。
やや子実が目立つが、いつまでもスジが入らず、
とり遅れた大莢でもやわらかくて味が落ちない。
草勢旺盛で栽培容易な多収種。
直売所出荷や家庭菜園にも特におすすめ。

つるありインゲン モロッコ

 

 

 

つるなしインゲン さつきみどり2号

濃緑でスジなしの丸莢どじょうインゲン。

莢は長さ14cm程度のどじょうインゲン。
濃緑色でスジのない丸莢種。
肉厚でやわらかく、食味がよく風味豊か。
露地直播栽培では、播種後54日程度で収穫ができる。
草丈が45cm程度のつるなし種。

つるなしインゲン さつきみどり2号

 

 

つるなしインゲン つるなしモロッコ

肉厚でおいしいつるなしのモロッコ。

莢は長さ14cm、幅が1.5cm程度のスジなし平莢種。
草丈が45cm程度のつるなし種で、
露地直播栽培では播種後50日程度で収穫ができる。
莢にはスジがなく、肉厚で、やわらかさと風味は格別。
莢つきのよい多収種で作りやすく、直売所出荷や家庭菜園に適する。

つるなしインゲン つるなしモロッコ

 

 

 

いんげん豆・さやいんげんの育て方について

つるなし品種とつるあり品種に大別できます。

つるなしは、タネまきから収穫までの期間が55日程度と短く、
支柱も必要ありません。

はじめて育てる人は、
栽培期間の短いつるなし種がおすすめです。

 

 

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いんげん豆・さやいんげんの種を蒔きます

 

使用する道具

 

いんげん豆の生育適温は15~25度なので、
4~6月が種まきの適期です。

ポリポット9cmの育苗ポットへ種まき専用の培養土を入れ、
指で深さ2cmほどの穴を3ヶ所に空けたら、
それぞれに1粒ずつ種をまいていきましょう。

その後は日当たりのよいところで、
土が乾かないように水やりをして管理します。

本葉が生えたら、生育のよいものを1~2本選んで他を間引き、
プランターや地面に植え付けていきます。

 

発芽したばかりのいんげん豆の苗は、
以下のような形をしています。

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

いんげん豆は、
水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。

プランターで育てるときは、
赤玉土(小粒)6~7:腐葉土2~3:バーミキュライト1に
大さじ1杯くらい(10gほど)の石灰を混ぜたものがおすすめです。

市販の野菜用培養土を使ってもかまいません。

地植えは、30cm以上の深めに耕し、
植え付ける2週間前に1㎡あたり両手いっぱい(150~200g)の
苦土石灰を加えてよく混ぜあわせておきます。

そして、1週間寝かせたら堆肥や肥料を混ぜてさらに1週間寝かせ、
土の表面にビニールマルチを張ってから植え付けていきます。

 

pHは6.0〜6.5が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

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いんげん豆の苗を植えていきます

種から育てた苗に本葉が2~3枚生えたら、
プランターや地面に植え付けていきます。

10号鉢なら1株、
60cmプランターなら2株が植え付けの目安で、
根を深くまで春ので深型の容器がよいです。

地植えは、土作りをすませた土に、
株同士の間隔が30cm以上空くよう植えていきます。

つるあり種は本葉が5~6枚出る頃から、
つるがどんどんのびはじめます。

最終的には1.5~2mくらいまでつるが伸びていくので、
緑のカーテン用のネットを張るか、
2m以上の支柱を組み合わせて直立式
もしくは、合掌式に支柱を立てて
つるが伸びやすいようにしてあげます。

スペースがないときは、
朝顔のあんどん支柱を活用するのも1つの方法です。
伸びたつるは、麻ひもなどを使って、
支柱にゆるめに結びつけていきます。

つるなし種は、草丈が20~50cmほどにしか生長しないので、
倒れないよう90cm支柱をそばに支えるくらいで十分です。

 

 

いんげん豆の肥料の与え方

 

使用する道具

 

植え付けるタイミングで、
野菜用の化成肥料かリン酸とカリウムが多い、
有機肥料を土に混ぜ込んでおきます。

その後は、草丈が20~30cmに生長したタイミングから
2週間に1回野菜用の化成肥料を少しずつ、
生育の様子を見ながら施していきます。

肥料を与え過ぎると、
実付きが悪くなるので注意してください。

 

 

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つるありインゲンは、ネットで仕立てます

 

使用する道具

 

つるあり種は本葉が5~6枚出る頃から、
つるがどんどんのびはじめます。

最終的には1.5~2mくらいまでつるが伸びていくので、
いんげん用のネットやキュウリネットを張っていきます。

 

 

大きく育ったら収穫します

つるあり種は種まきから70日前後、
つるなし種は種まきから50~60日ほどで、
収穫のタイミングを迎えます。

花が咲き終わってから10日ほどたち、
豆のサヤが10~15cmほどになったら
清潔なハサミで、いんげん豆の付け根から切り取っていきます。

 

採取する時期が遅れると、
実が固くなるだけでなく、
株が余計な栄養を消費して弱るので、
いんげん豆の収穫は早めにするようにしてください。

 

 

初心者には、つるなし種がお勧めです

つるあり種は、文字通りつるが支柱にまきついて伸び、
高さ2m以上に育ちます。
つるなし種はつるが伸びないので、草丈40~50cm程度です。

収穫量はつるあり種の方が多いですが、
つるなし種は、収穫までの期間が短く、
ネットを張る必要がないので、初心者にお勧めです。

また、つるなし種の収穫が1ヶ月ほどで終わるのに対し、
つるあり種の収穫期間は2ヶ月近くあり、
その分収穫量も多くなります。
また、暑さに強く、夏の栽培に適しています。

 

 

 

 

いんげん豆の害虫対策について

 

使用する道具

 

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

 

ハダニ類

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

 

 

まとめ

いんげん豆は、
つるなし品種とつるあり品種に大別できます。

つるなしは、タネまきから収穫までの期間が55日程度と短く、
支柱も必要ありません。

はじめて育てる人は、
栽培期間の短いつるなし種がおすすめです。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

野菜の育て方について(目次)

 

 

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