オリーブは乾燥に強く、
葉の裏が銀白色で軽やかな印象は、
お庭を明るく洋風に演出します。
果実は苦くて生食はできませんが、
加工することで、美味しいオリーブオイルやピクルスなどになります。
そのように家庭の食卓でも日常的に利用されているオリーブですが、
植物としてのオリーブの魅力は何といっても樹形と葉の形です。
そこで今回は、
オリーブの育て方について、
紹介します。
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目次
オリーブの花言葉について
オリーブの花言葉は、
「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」です。
聖書の中でも神聖なものとされています。
悪霊を追い払う存在とされたり、
平和のシンボルとされています。
⇒オリーブ
オリーブの育て方について
土づくりの仕方について
オリーブは過湿に弱いので、
水はけの良い土で育てることがポイントです。
鉢植えの場合は、
培養土に排水性を高める小粒の赤玉土を混ぜたり、
微生物が増えるようにくん炭を混ぜるのがおすすめです。
オリーブは弱アルカリ性を好みます。
排水性と通気性を良くするために、
鉢に、鉢底の石を敷いてから土を入れて植えましょう。
地植えの場合は、
しっかりと耕し、土をやわらかくするためのバーク堆肥や牛糞を入れて、
土と良く混ぜます。
数年後に土が固くなってしまった時は、
株のまわりを耕し、小粒の赤玉土や腐葉土、
苦土石灰を施して混ぜ合わせます。
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植えつけ方について
植えつけは3~4月と6月頃が適しています。
よく日の当たる場所を好みます。
根が浅く、強風などでたおれやすいので、
しっかりとするまでは支柱をします。
水やりの仕方について
多湿を嫌うので、水やりに気をつけます。
水はけのよい土壌で、やや乾かし気味にすると良いです。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、
しっかりと水を与えます。
地植えの場合は、
特に水やりの必要はありません。
自然の雨だけで充分です。
肥料の与え方について
施肥は3月と11月頃に緩行性肥料をあたえます。
剪定の仕方について
オリーブの実がつく、つかないは剪定次第です。
自然樹形で整いますが、2月頃に不要な枝をきり、
風通しを良くします。
その年の春から初夏に伸びた新梢に、
翌年花を咲かせて実をつけます。
そのため、剪定の時になるべく新梢を残しつつ、
混み合ったところを中心に剪定することが大切です。
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増やし方について
挿し木や接ぎ木で増やすことが出来ます。
適期は6月から7月です。
発根促進剤を用いることがポイントです。
成功率が上がります。
元気の良い新梢を長さ10㎝ほどに切って、
水に2時間ほど挿しておき、土に入る部分の枝葉は取り除いて、
メネデールを切口に塗り、
あらかじめ濡らした挿し木用の土に挿します。
挿し木用の土は、細粒鹿沼土を使用します。
しばらくは直射日光があたらない明るい日陰に置き、
常に土がしめっている状態を保ちます。
利用の仕方について
お茶やお風呂に利用できます。
オリーブの葉は、ポリフェノールや鉄分、
カルシウムなどが豊富に含まれ、
美肌や健康効果があります。
防虫効果があります。
ドライにしたオリーブの葉をネットなどに入れて、
クローゼットに入れてもいいです。
病害虫対策について
オリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシが発生します。
オリーブアナアキゾウムシは直接捕まえて殺す捕殺か、
殺虫剤を使っておこないます。
殺虫剤には、スミチオン乳剤を使用し、
これを適切に薄め、4~8月のあいだに散布します。
ハマキムシにも、スミチオン乳剤が有効です。
また、梅雨の時期などに、
炭そ病、梢枯病が発生することがあります。
発生前に、ダコニールで対策しましょう。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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