ウリは夏に黄色い花を咲かせ、
秋に果実を収穫するウリ科キュウリ属のツル性一年草の野菜です。
外皮は艶やかで、白、緑色のものがあります。
葛煮や炒め物、浅漬け、
奈良漬などの料理にされます。
そこで今回は、
ウリの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
ウリの品種について
白瓜
一般的な白うりは、
果皮が淡い黄緑色で長さ20cm前後、
直径3〜7cmくらいの円筒形をしています。
肉質が締まっていて歯ごたえがよいので、
浅漬けや奈良漬け、鉄砲漬けなどに最適です。
薄切りにしたものを塩でもんで酢の物にしても美味です。
⇒白瓜
はやとうり
西洋梨のような形で、
皮の表面が少しデコボコとしていて浅い溝があります。
果皮の色は緑色のものと白いものがあり、
どちらも歯ごたえがよく淡泊な味わいです。
奈良漬けや福神漬けなどに使われるほか、
酢の物や炒め物にも使えます。
サイズが小さいものは皮が薄いのでそのまま食べても大丈夫です。
はぐらうり
白うりの仲間で長さは20〜40cmくらい。
おもに千葉県で栽培されています。
果皮は緑色で、緑が濃い青系と、淡い緑の白系があり、
細い縞があるのが特徴です。
ほかのうりと比べて肉質がやわらかく
浅漬けや酢の物に向いています。
はぐらという名前は、
歯がぐらぐらした人でも食べられることから付けられたそうです。
モーウィ(赤うり)
おもに沖縄県で栽培されているうりで、
地元では「モーウィ」と呼ばれています。
皮が薄茶色〜赤茶色で、
果肉は白く長さが30cmほどになります。
水分が多くて、キュウリのようなさっぱりとした味わいで、
生のままスライスしてサラダや酢の物にして食べるほか、
炒め物や煮物にも使えます。
ウリの育て方について
ウリは高温性で、
多日照を好むので日当たりのよい畑を選びます。
生育適温は20~22℃で、温暖な天候を好みます
そして、短日性で、9月以降に孫づるに着果します
つるの長さが5m以上になるので、
広いスペースが必要です。
ウリの種まきの仕方について
使用する道具
種まき用土は、専用の種まき培土を使用します。
4号(12cm)ポットに2~3粒点まきし、
1㎝ほどの覆土し保温します。
ビニール温室を使用すると、
育てやすいですよ。
直播きの場合は、
遅霜の心配がなくなってから4~5粒ずつを直まきします。
覆土、水やりをしたら、本葉3~4枚まで、
苗キャップをかけて育てます。
発芽したばかりのウリ苗は、
以下のような形をしています。
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土づくりについて
使用する道具
地温を16℃以上確保して植えつけます。
植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰約100g、
1週間ほど前に完熟堆肥約3kg、
有機配合肥料約80gを施します。
また、ウリだけでなく、
キュウリ、スイカ、ニガウリなどウリ科作物の連作は避けます。
pHは6.5〜7.0が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
ウリ苗を植えていきます
ぼっとまきした苗や市販のポット苗は、
5月中旬から植え付けられます。
水はけのよい砂質土や火山灰土ではやや浅植えに、
水はけの悪い粘質土ではさらに浅植えにします。
生育すると、ツルが広がりますので、
畝間は1mにします。
株間は70cmとりましょう。
ウリの肥料の与え方について
使用する道具
始めにまいておいた肥料だけでもいけなくはありませんが、
沢山収穫できるようにするためには、
月に一度くらいのペースで追肥しましょう。
特に摘心の後と花が咲き始めた頃にすると、
木が大きく成長しやすく、実が沢山成ります。
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成長に合わせて摘芯します
使用する道具
梅雨に入ったら、親づるを4~5節で摘芯し、
子づるを出させます。
子づるは生育の良い2~3本残し、
8~10節で摘芯し、孫づるを出させます。
孫づるは着果させるため、4節で摘芯します。
敷きわらをして、絡まないように誘引します。
孫づる以外にできた雌花は、早めに摘み取ります。
確実に受粉させるために、人工授粉します
雄花が咲いてから雌花が咲くので、確実な結実のために、
雄花の花粉を雌花の柱頭にふれさせ、人工授粉します。
人工授粉は、午前中に行います。
大きく育ったら収穫します
果実の長さが20~40cmほどで収穫します。
収穫適期になると果皮にツヤが出てきます。
浅漬けにお勧めです。
食べる30分から1時間前に漬けると最もおいしく、
長時間の漬け込みは食味を落とします。
ウリの病害虫対策について
ウリの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
ウリハムシ
ウリの病気対策について
使用する農薬
うどんこ病
炭そ病
まとめ
ウリの育て方のポイントは、
気温が高くなってから育て始めることと、
人工授精をさせることです。
地温を16℃以上確保できるようになってから、
植え付けましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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