ニンニクは、
一度植え付ければ、それほど手がかからないので、
家庭菜園でも思いのほか簡単に栽培できます。
ニンニクは中央アジア原産で、
生育温度は18~20℃と、冷涼な気候を好みます。
そのため、暑さにはやや弱く、
メジャーな生産地も寒冷地が多いようです。
しかし、品種は、暑さが苦手な寒地系と、
温暖地でも育つ暖地系に大別されるので、
栽培地に合ったものを選ぶことが大切です。
そこで今回は、
ニンニクの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
ニンニクの品種について
ホワイト六片
冷涼地向きのニンニクです。
粒が大きく美しい白ニンニク!
鱗片が6個ほどの晩生多収種。
色白で品質よく、貯蔵性もあり用途が広い。
植え付け時期は冷涼地で9月中旬、
暖地では9月中下旬。
ジャンボニンニク
見た目は大きなニンニクそのものですが、
実はジャンボニンニクは厳密にいうと、
ニンニクではありません。
ジャンボニンニクは、
どちらかというとニンニクよりも、
西洋ネギのリーキ(ポロネギともいう)
の仲間とされています。
ジャンボニンニクは、見た目は大きいですが、
栽培は、それほど手間がかかりません。
普通のニンニクと同様に、薬味や香り付けに使えますし、
香りや味がマイルドで、
丸ごと蒸したり揚げたりして味わうこともできます。
無臭ニンニク
無臭ニンニクは、
大きさが従来のにんにくに比べ6~8倍と非常に大きく、
臭いが14分の1程度と非常に少ないのが特長です。
ニンニクの育て方について
病害虫の心配も少なく、
手間を掛けなくても育ってくれるニンニク。
風味と香りが立つ大きな球を育てるには、
秋の肥沃な土作りとタイミングのよい追肥がポイントです。
長期保存もできるので、大量に栽培して保存しておくと便利です。
ニンニクの栽培時期・栽培スケジュールは次のようになります。
土づくりについて
使用する道具
植えつけ3週間前までには、
元肥と堆肥を入れて十分に耕しておきます。
株間15cm、畝幅60cmほどを確保して畝を立てておきます。
その際、マルチングしておくと雑草抑制になり、
後々の管理に手間が掛かりません。
pHは5.5〜6.0が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
ニンニクを植えていきます
条植えなら30cmの間をあけて、
株間20cmでマルチに穴をあけ、
植え穴を掘ります。
ニンニクの表皮を剥がして、
種球を1片ずつに分けます。
ばらした分球を包んでいる薄皮は、
むかずにそのままにしておきます。
芽(尖った方)を上にして1片ずつ植えつけます。
そして、たっぷり水やりをして、発芽を待ちます。
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ニンニクの肥料の与え方について
使用する道具
植えつけ1ケ月後、
そして2月に、配合肥料を与えます。
ニンニクは、肥料をたくさん必要としますので、
肥料切れに注意しましょう。
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伸びてきた花芽は摘み取ります
春になると葉が伸び出します。
花芽が出てきたら早めに摘み取るようにします。
放っておくと球が太らず、株が早く枯れてしまいます。
摘み取った花芽は「ニンニクの芽」として食べられます。
ニンニクを収穫します
下葉が黄変し始めたら、収穫のサインです。
ニンニクは、球が熟成するとふたたび休眠に入って生育を止めます。
下葉が黄変し始めたら休眠に入ったサイン。
収穫適期は、5月中旬から6月頃、
地上部の葉が全体の8割ほど枯れたら収穫します。
株元の茎を手で握り、真上に引き抜いて収穫します。
簡単に抜けない場合は、まだ根が生長している証拠。
球はもう少し大きくなるので様子を見ましょう。
また、土が湿っているときに収穫すると、
保存中の球が傷みやすいので、
2〜3日晴天が続いたときに収穫しましょう。
ニンニクの病害虫について
ニンニクの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
ニンニクの病気対策について
使用する農薬
葉枯病
ニンニク モザイク病
まとめ
ニンニク栽培のコツは、
花芽(ニンニクの芽)をきちんと処理することです。
ニンニクの芽をきちんと切り取らないと、
芽に栄養が要ってしまい、
ニンニク自体が大きく育ちません。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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