梨の育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

梨には果皮が黄褐色の赤梨(幸水・豊水など)と
果皮が黄緑色の青梨(二十世紀など)があり、
赤梨のほうが栽培がしやすい特徴があります。

梨は樹上で完熟するため、
収穫後すぐに食べられます。

そこで今回は、
梨の育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

 

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梨の品種について

幸水

現在では日本梨の約40%を占める代表的な品種です。

果実が約250~300gの扁円形で、
お尻の部分が大きくへこんでいるのが特徴です。

やわらかい果肉には果汁がたっぷり含まれ、
ひと口食べると強い甘味が広がります。
果皮は基本的に褐色ですが、
やや黄緑がかったものもあります。

出荷は7月下旬頃から。

受粉木として、豊水が適しています

幸水

 

 

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豊水

350~400gほどになる大きめの赤梨で、
幸水と並んで生産量が多い品種です。

比較的日持ちがよく、果肉はやわらかで多汁です。

甘味の中にほどよい酸味があり、
食味に優れています。
店頭に並ぶのは8月下旬頃からです。

受粉木として、幸水が適しています

豊水

 

 

 

二十世紀梨

鳥取県のブランド梨としても有名な青梨の代表品種。

果皮はきれいな黄緑色で、
サイズは約300g前後の中玉。

多汁でシャリシャリとした果肉は、
甘味と酸味がバランスよく調和しています。

受粉木として、豊水が適しています

二十世紀梨

 

 

 

梨の育て方について

受粉しやすい品種を選んで2品種以上の木を植え、
花が咲いたら人工受粉をすると、
確実に収穫できるようになります。

梨の品種のほとんどは、
1本では実を付けない「自家不和合性」なので、
果実を収穫するなら品種以上を近くで育てる必要があります。

また、組み合わせによっては他の品種であっても授粉しないので、
品種は慎重に選んでください。

 

 

 

 

土づくりについて

使用する道具

 

 

水はけ、水もちのよいことが大切で、
この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。

一般的な市販の用土を用いる場合は、
赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。

 

pHは6.0~6.5が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

 

 

苗を植え付けます

使用する道具

 

 

苗植えの適期は、
葉っぱが枯れ落ちている12月か3月頃です。

販売されている接ぎ木の苗木は、
接ぎ目が目立たず、芽の間隔が狭く細根の多いものを選びます。

接ぎ目がこぶになっているものや、
樹皮がめくれたものはうまく育たないことがあります。
鉢植えの場合は、
7~10号(直径21~30cmほど)の浅めの鉢に、
苗木1本が植え付けの目安です。

地植えの場合は、
日当たりのよい場所を選び、
直径と深さが50cmほどの穴を掘り、植えましょう。

植え付け後は、しっかり水を上げましょう。

 

 

 

梨の水やりの仕方について

鉢植えは、
土の表面が白っぽく乾いたら、
鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。

地植えは、
日照りなどよほどのことがないかぎり、
雨の水だけで十分育ちます。

夏には毎日たっぷりと水をやり、
収穫が近づいたら控えめにするのが甘い実を作るポイントです。

 

 

 

 

の肥料の与え方について

使用する道具

 

 

鉢植えは、
植えるときに土へ粒状のゆっくりと効く緩効性化成肥料を施し、
その後2ヶ月おきに同じ肥料を追加で与えていきます。

地植えは、
1株あたり植えるときに粒状肥料を土に混ぜたら、
3月と収穫後の9~10月に、それぞれ1同じ肥料を追加します。

 

 

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梨の剪定方法について

 

使用する道具

 

 

剪定の適期は、
葉っぱが枯れ落ちている12~2月頃です。

前の年に伸びたよい枝や、10cm以下の短い枝は残し、
伸びすぎた枝や混み合った枝を、
先端から2~3芽のところで切ってきます。

剪定をした後は、
枝の切り口に保護剤を塗っておくと、
病気にかかる心配が少なくすみます。

梨は水平に枝を伸ばすようにすると、
実の付きやすい10cm以下の短い枝が出やすくなります。

植えるときに支柱を植えたり、
棚を組んだりして、
新しく伸びてきた枝は基部が開くようにして枝先を固定します。

新しい枝を上に伸ばすと生長に影響するので、
5~7月に伸びたものは早めに支柱や棚に固定してください。

 

 

 

梨の摘果のやり方について

使用する道具

 

 

梨の木に付いた実を全て大きくしてしまうと、
株の栄養が奪われて弱ってしまいます。
そのため、摘果をして株の栄養を温存していきます。

実がビー玉くらいの大きさになったら、
1回目の摘果のタイミングです。

1花房あたり実が1つになるように、
小さな実や奇形の実を手で摘み取ります。

2回目は実がピンポン玉くらいの大きさになった頃、
葉25~30枚あたり1果を残してほかの実を摘み取ります。
2回目の摘果後は、果実の傷や病害虫の被害を防ぐために、
実に袋かけをしてください。

 

 

鉢植えは、鉢の約3倍に木の高さを抑え、
1株あたり2~3個を目安に最終的に実を残します。

 

 

 

熟したら収穫します

梨は、樹上で完熟させてから収穫します。
熟すと、果実を持ち上げたときに果梗がとれるようになり、
収穫後、すぐに食べられますよ。

 

 

 

梨の病害虫対策について

梨の害虫対策について

 

使用する道具

 

シンクイムシ


「ベニカ水溶剤」を適切な時期に散布します。
ケムシ類は葉や幼果を食害します。
補殺するか、「ベニカベジフルスプレー」「ベニカ水溶剤」を適切な時期に散布します。

 

 

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。

 

 

 

 

カイガラムシ

12~2月頃、マシン油乳剤(97%剤)、石灰硫黄合剤などを2回ほど散布しましょう。

 

 

 

の病気対策について

 

使用する道具

 

 

黒斑病

殺菌剤「サンケイオーソサイド水和剤80」を散布します。

 

 

 

赤星病

4月の発病初期に7~10日おきに数回、オーソサイド水和剤などを散布すると効果的

 

 

 

 

まとめ

梨は病害虫の多い果樹なので、
家庭での栽培も予備知識を入れてから栽培にチャレンジした方が安心です。

また、品種に合った受粉木を選ぶことが重要です。

 

 

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