カエデの育て方について 肥料の与え方・増やし方・病害虫対策など、元気に育てるコツを紹介します

カエデは、山の奥の木漏れ日がそそぐような、
谷あいの川の近くに自生する植物です。

ですので、やや湿り気のある土を好み、
日向から明るい半日陰の場所に植えるのがおすすめです。

洋風、和風いずれの庭にも容易にマッチするので、
庭木として人気があります。

そこで今回は、
カエデの育て方について
肥料の与え方・増やし方・病害虫対策など、
元気に育てるコツを紹介します。

 

 

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モミジとカエデの違いについて

「かえで」の語源は、
葉の形が蛙の手に似ていることに由来し、
万葉集では「もみじ」と共に「かえるで」の表現があります。

植物分類上はカエデ科カエデ属に属する樹木で、
この中にイロハモミジ、ヤマモミジ、
イタヤカエデ、ハウチワカエデなどがありますが、
ヒトツバカエデ、ミツデカエデ、メグスリノキなど
蛙の手とは似ていない種類も含まれています。

「もみじ」は、「紅葉(もみじ)する(「黄葉する」とも書く)。」

すなわち、カエデ科の樹木の他にツタ、
ヤマウルシ、サクラ類、イチョウ、ブナなども含めて、
秋に葉が赤や黄色に変色する現象に由来しており、
植物分類上の言葉ではありません。

一般にはたくさんの紅葉する木を代表して、
カエデ属が「もみじ」と呼ばれています。

カエデ

 

 

 

 

カエデの育て方について

カエデの土づくりについて

カエデは日照を好み、
やや湿潤で、肥沃な土を好みます。
鉢なら用土は、基本の赤玉7:腐葉土2:山砂1くらいで、
砂を無くして腐葉土3で良いですが、あくまで基本です。

肥沃な土を好むということで、肥料を多め、
水も多めにやりたいところですが、
それでは根が弱く育ち、夏に弱い木になってしまいます。

ただ、根が張るまではしっかりと水はやるべきです。

 

 

 

カエデの植替えの仕方について

鉢植えの場合、
植え替えてから寒さに当って鉢が凍ったり、
霜柱が立ったりすると、根が傷む元になり、
枯れる原因にもなります。

2月頃には新しい根が動き始めるので、
従って植え替えは、
10月から11月くらいが良いと思います。
ただ、根鉢を崩さずに植え替えるのならばいつでも問題はないです。
でも、鉢植えでずっと育てていかれるのならば、
植え替えの度に根をほぐして、
太根は元から切り、細根も短く切りそろえてやり、
株元から細根がたくさん生えるようにします。

そのようにして新しい用土( 赤玉小7:桐生砂小3)で植え替えます。
そうすることで、小さな鉢でも元気な木が育ちます。

それは、根が水分養分を吸収するだけではなく、
呼吸もしているからです。

根をほぐさずに置くと、
やがて根がギシギシに詰まって、根詰まりの状態になります。

こうなると水やりの水がしみこまない、
長雨でしみこんだ水が抜けない。
そして木が弱り、枯れる原因になります。

また細根を多くすると枝が細かく出て見栄えが良くなります。

逆に太根が多いと、枝打ちの荒い木になります。

 

 

 

カエデの肥料の与え方について

落葉後すぐに、
有機物と緩効性の化成肥料を混合したものを施します。

落葉し休眠期に入っても、
その後早い時期に吸水を始めるので、
遅れないように肥料を施します。

 

 

 

カエデの水やりの仕方について

カエデは、山の奥の木漏れ日がそそぐような、
谷あいの川の近くに自生する植物です。

どちらかというとジメジメした場所を好みます。

庭植えであれば、基本的に水やりは不要です。
鉢植えでは、夏期に水切れを起こさないよう、
朝と夕方、十分に水を与えます。

水分が不足すると葉がしおれたり湾曲したりします。

 

 

 

カエデの剪定の仕方について

剪定は、植え替えと同時にして下さい。
3月上旬頃が適しています。

葉が落ちた直後の剪定は構いませんが、
時間をおくと切った後から樹液が出て止まらなくなり、
木を弱めてしまいますので注意して下さい。

植え替えの時に強い根を切りますから、
それに対応して、真っ直ぐに伸びた主幹を大胆に切り詰めて、
強い枝も抑制して下さい。

カエデは強い木ですから大丈夫ですよ。

生育期の手入れは、新芽を伸ばしすぎないこと、
枝が込み合うので間引きの剪定をすること、
葉を大きくせず、揃えるためにする夏の葉刈りなどです。

 

 

 

 

カエデの増やし方について

カエデは、園芸品種はつぎ木、
野生種は実生(タネまき)でふやします。

また、挿し木でも増やすことができます。
ただ、挿し木は一般的に困難とされます。

モミジの挿し木(緑枝挿し)は、6月頃(梅雨期)、
春から伸びた新梢が硬化する前までの枝(本年枝)を用います。

10~15㎝に分断して、上部の葉2枚を残して挿し、
発根するまでは明るい日陰に置きます。

 

 

 

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カエデには、HB101がお勧めです

HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。

効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。

以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。

そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。

それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。

もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。

HB-101

 

 

 

カエデの病害虫対策について

カエデの害虫対策について

使用する道具

 

 

アブラムシ

オルトランDX粉剤・ベニカJスプレー・ベニカベジタブルスプレーを散布します

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

カミキリムシやテッポウムシ

樹木の幹にスミチオンを散布して、
産卵を防ぎましょう。

 

園芸用キンチョールEを散布します

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
カミキリムシやテッポウムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

 

カエデの病気対策について

使用する道具

 

うどんこ病

トップジンやベンレート水和剤を散布します

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
うどんこ病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

 

すす病

カイガラムシの排泄物にひかれて、すす病菌が集まってくることで発症します。ベンレート水和剤などの殺菌剤を散布します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
すす病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

 

まとめ

カエデの樹形は自然のままで美しいので、
それを崩さないために、手を入れ過ぎに注意を。

カエデの害虫で厄介なのが、
カミキリムシです。

カミキリムシにやられると、
最悪は枯れてしまいますので、
害虫対策はしっかりとしましょう。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

お花の育て方について(目次)

 

 

 

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