ガーデンシクラメンは、
通常のシクラメンと育て方が違います。
ガーデンシクラメンは、初心者向けのシクラメンです。
耐寒性のある原種のシクラメンを元に
育成された小型のシクラメンです。
比較的耐寒性が強いので、
冬の屋外でも楽しむことができます。
そこで今回は、
ガーデンシクラメンの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。
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ガーデンシクラメンの品種について
スーパーコンパクト
花色:パープル、ホワイト、ピンク、レッド
ガーデンシクラメンの中でも耐寒性が比較的強く、
暑さにも耐性があるため夏越しが簡単な品種です。
花つきがとてもよく、花色も豊富です。
メティス
花色:スカーレット、サーモン、ピンク、ライラック、
ライトピンク、ライトパープル、ディープパープル、
ピュアホワイト、バイカラーなど
温室でも庭植えでも楽しめます。
花色がとても豊富で、発色も美しいです。
シクラメンの大敵、ボトリチスに耐性があるのも魅力です。
⇒メティス
ドレッシー
花色:ピンク、ホワイト、スカーレット
花茎が短く、葉も小さめなのでコンパクトにまとまります。
花つきがよく、性質も強いので育てやすい品種です。
ピカソ
花色:レッド、ホワイト、ピンク、パープル
銀葉をもつ品種です。
葉に特徴があるので、花のない時期でも、
カラーリーフとして楽しむことができます。
暖地であれば、戸外での越冬が可能です。
シルバーエッジ、シルバービューティー
花色:ピンク、レッド、ホワイト
葉の色がシルバーになっていて、
一般的なガーデンシクラメンに比べると、
少し白っぽいような色をしています。
花が少なくなっても、カラーリーフとして楽しめます。
スーパーベラノ
花色:レッド、ピンク、ホワイト、パープル
オランダで育種された品種で、
シクラメンの大敵であるボトリチスに耐性があるため、育てやすいです。
寒さに比較的強く、寒風や霜が当たらない軒下などで管理すると、
春まで次々と花を咲かせ、楽しませてくれます。
ガーデンシクラメンの育て方について
ガーデンシクラメンの苗は、
ある程度涼しくなる、
10月中旬以降に購入したほうが、
冬に向けて元気な苗を選びやすいです。
ガーデンシクラメンの種まきについて
使用する道具
種まきは秋の涼しい時期に行います。
すべての種子は水・酸素・温度が必要になります。
これら三条件が揃わなければ発芽しません。
この事を「発芽の三条件」と呼んでいます。
では、手順にしたがってご説明いたします。
① 準備された用土の上に、等間隔で種を置いていってください。
これで種は、用土表面の水分を吸収します。
種の上には土(これを覆土といいます。)は掛けません。
これで、水・酸素が確保されました。
3条件の最後、温度についてです。
シクラメンの発芽適温は15~18℃ですが、
10~12℃を目安に管理してくださ い。
いきなり発芽適温にされてしまう と、
吸水が不十分なうちに芽が動き出し、種子が消耗してしまいます。
② 続いて、乾燥と光を遮断する目的で、
新聞紙1枚乗せて置いてください。
2週間ほどそのままにして置いてください。
この間、種子や用土が乾くようであれば、汲み置きした
水を霧吹きで与えてください。
少しづつ種子が膨らんできます。
シクラメンは発芽まで30~40日かかりますので、
種子が見えている間に、
変化を観察するのも醍醐味の一つかなと思います。
③ 2週間後にいよいよ土をかけます(覆土といいます。)。
これには、バーミキュライト をお使いください。
量は種の2倍の厚さとなる位が目安となります。
覆土が完了したら、霧吹きで多めに水を与え てください。
シクラメンは嫌光性種子(暗発芽種子)といって、
暗黒下で発芽がよくなる種子なので、
覆土をしっか り行います。
念のため新聞紙を上に乗せることも忘れないでください。
④ 次に温度を15~18℃の条件にしてあげて発芽を待ってください。
この期間20℃を超えてしまっても全く問題ありませんのでご安心下さい。
早くて2週間、およそ3週間で発芽してくると思います。
発芽までおよそ30~40日の長期 間となりますが、
ご健闘願っております。
種が市販されていないことから、
自分で採取したものから育てていきます。
発芽したての、ガーデンシクラメン苗は
以下のような形をしています。
土づくりについて
使用する道具
水やけと水もちのバランスがよい土を好みます。
鉢植えは、市販のシクラメン用培養土か、
赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1の割合で混ぜた土がおすすめです。
地植えは、
植え穴を掘った土に腐葉土を2~3割混ぜておきます。
pHは6.0〜7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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ガーデンシクラメンの苗を植えてけます
9~11月上旬が植え付けの適期です。
根鉢を崩さず鉢増ししてあげて下さい。
植え替えたら様子を良く見てあげてください。
真夏は直射日光に当てないほうがいいです。
涼しい日陰で、夏越しさせたほうが安心ですが、
うちのガーデンシクラメンの一種は、全くほったらかしで、
日向におき続けていますが、花が咲きます。
根が弱く傷つきやすいので、
ポットから取り出したときに、
土を崩さないようにするのがポイントです。
霜に当たっても枯れませんが、
マイナス5度~マイナス10度くらいになると枯れてしまいます。
強い寒波に注意しましょう。
ガーデンシクラメンの肥料の与え方について
使用する道具
植え付けるときに、
ゆっくりと効く緩効性化成肥料(マグアンプ)を土に混ぜておきます。
そして、花が咲いたら、7~15日に1回、
液体肥料を水やり代わりに与えます。
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定期的に花がらつみをします(非常に重要です)
ガーデンシクラメンの花がらつみは非常に重要です。
ガーデンシクラメンは、どんどん新しい花を咲かせます。
しかし、古い花が残っていると、
新しい花は咲きませんので、枯れた花は根元から摘み取ります。
葉も黄色く枯れてきたら、同様に株元から摘み取ります。
枯れた花が残っていると、
カビが生え病気の原因にもなります。
ガーデンシクラメンの夏越しのやり方について
冬の寒さにはある程度耐えますが、
夏の暑さには弱く、気温が高いと葉っぱが黄色く枯れ、
球根も腐ってしまいます。
地植えは5月頃、
開花が一段落したら鉢へ植え替え、
明るい日陰で管理しましょう。
また、鉢植えも室内やなど
直射日光の当たらない場所に移してください。
葉っぱがほとんど落ちたら休眠期に入り、
水を必要としなくなるので、乾燥気味に育てます。
夏越しに成功したガーデンシクラメンは、
8月下旬~9月上旬に植え替えをします。
球根の根を3cmほど切り落としてから、
新しい場所に植えてください。
鉢植えは、
1回り大きな鉢に植え付けると根をはりやすくなりますよ。
ガーデンシクラメンの病害虫対策について
ガーデンシクラメンの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
ガーデンシクラメンの病気対策について
使用する道具
灰色かび病
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒灰色かび病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します
萎ちょう病
まとめ
シクラメンを始めて育てる方には、
育てやすいガーデンシクラメンがお勧めです。
ガーデンシクラメンは、
耐寒性があり、育てやすいので
是非、夏越しにもチャレンジしてみて下さい。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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