シクラメンの育て方について キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します

シクラメンは、冬の代表的なお花です。
シクラメンはサクラソウ科の多年草で、
10月から3月の寒い季節に花を咲かせます。

シクラメンは、意外と枯らす方が多く
育て方が難しいと思われるかもしれませんが、
コツさえつかめば、簡単に育てることができます。

そこで今回は、
シクラメンの育て方について
キレイに咲かせ、元気に育てるコツを紹介します。

 

 

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シクラメンの品種について

シクラメンは、大きく分けると
室内で育てるシクラメンと、
屋外でも育つガーデンシクラメンとに分けられます。

ガーデンシクラメンについては、
別記事で紹介しますので、
今回は、シクラメンについて紹介します。

 

 

フローレット・ピンク

「サットン・パペット・ピンク」という品種に、
野生の「ペルシカム」という品種を掛け合わせて
作られた小型品種です。

高さ10〜12cmに生長し、
縁が波打ったピンク色の花を咲かせます。

シクラメン

 

 

いづものかおり

高さ10〜15cmとやや大型のシクラメンの品種です。
中心が濃いピンク、
周りは薄いピンクと2色の花びらが美しく、
濃い緑色の葉っぱをたくさん生やします。

 

 

フローレット・ホワイト

「ザルトローザ・ミット・アウゲ」と「ペルシカム」を
交配して作られた小型品種です。
中心が紅紫色、周囲が淡いピンク色の花は、
強い香りを帯びています。

 

 

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シクラメンの育て方について

シクラメンは5枚の花びらを反り返らせて、
下向きに花を咲かせます。

花言葉は、「内気」「はにかみ」「遠慮がち」「疑いを持つ」です。

赤色のシクラメンは、「嫉妬」
白色のシクラメンは、「清純」という花言葉もあります。

 

 

 

 

 

土づくりについて

 

使用する道具

 

市販のシクラメン専用培養土を用いるのが簡単です。

 

自分で配合するときは、
赤玉土小粒4、腐葉土4、日向土細粒2の割合でつくります。

また、元肥として緩効性化成肥料(マグアンプ)を、
1㎡当たり3g程度用土に加えます。

 

マグアンプ

 

pHは6.0〜7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

土壌酸度計

 

 

 

シクラメンの植え替え方について

使用する道具

 

 

シクラメンの植え替え時期は、
9月上旬から中旬です。

非休眠株の場合、根鉢をあまりくずさず、
表土を軽く落として一回り大きな鉢に植え替えます。

 

つまり、鉢増しです。
根を崩さずすっぽりと。
根をいじらない事がうまくいくコツです。
植え替えではありません単なる移動です。

 

 

シクラメンの鉢は、底面給水の鉢を利用しましょう。
底面給水とは、鉢底に水をためるモノが設置してあります。
そこに水を切らさないようにしていれば、
水切れで枯れることはありません。 

 

 

注意点としては、
つぼみの発達~開花中に植え替えなど、
根を傷めて吸水障害を起こす可能性のある作業は、
しない様にしましょう。

 

 

 

シクラメンの水やりについて

鉢植えで市販されているものの多くは、
底面吸水鉢に植えられています。

受け皿に水がなくなったら水を足せばよいです。

底面給水の鉢でない場合は、
土の表面が乾いたら底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
ただし葉や花に水がかかると傷むことがあるので、
先の細いジョウロを使用するか、
葉を手でよけて水を与えるようにします。

底面給水の鉢でない場合、
育てる難易度が上がりますので、お勧めしません。

 

 

 

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シクラメンの肥料の与え方について

使用する道具

 

9月から5月上旬までは、
1週間に1回程度、液体肥料を施します。

 

夏の間は、非休眠株には2週間に1回程度、
薄めの液体肥料を施しますが、休眠株には一切施しません。

 

 

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定期的に花がらつみをします(非常に重要です)

シクラメンの花がらつみは非常に重要です。
シクラメンは、どんどん新しい花を咲かせます。

しかし、古い花が残っていると、
新しい花は咲きませんので、枯れた花は根元から摘み取ります。
葉も黄色く枯れてきたら、同様に株元から摘み取ります。

枯れた花が残っていると、
カビが生え病気の原因にもなります。

 

 

シクラメンの置き場について

冬、開花株の管理について

冬は室内のよく日の当たる窓辺で管理します。

冬の適温は5~10℃と以外と低温に耐えます。
逆に気を付けたいのは高温です。

暖房の入っている部屋に置いていると、
花茎や葉が伸びすぎて倒れてしまい、
極端な場合は休眠してしまいます。

花を長持ちさせるためには夜間は5℃~10℃くらいが理想的です。
また、花の咲く時期に日光不足になると、
花色が悪くなり小さなつぼみが咲かずに枯れてしまうこともあります。
できるだけよく日光に当てて育てましょう。

シクラメンの葉は日光の当たる方向に向く性質があるので、
いつも同じ場所においていると株が一方に片寄って
見た目が悪くなってしまいます。

一週間に1回くらいは鉢の向きを180℃回して、
日光の当たる場所を変えてあげましょう。

 

 

夏の管理方法について

夏の暑さに弱く、
5月頃に葉が枯れて休眠状態になることが多いですが、
寒冷地や涼しい場所に置いている株は休眠せずに夏を越します。

夏越しの方法によって若干管理の方法が異なります。

 

葉が枯れて休眠にはいった場合は、
日光の当たらない風通しの場所で夏越しをさせます。

休眠にはいったら、
9月に植え替えるまで一切水を与えません。

自生地でも6月~10月頃は雨が降らない高温乾燥期で、
葉が枯れて休眠にはいります。
ですからこの夏越し法は、
自生地の生育サイクルに近い方法といえます。

ただ、日本の夏は高温「多湿」なので
球根が腐ることがありますが、それは仕方がないです。

 

 

休眠に入らなかった場合は、
半日陰の涼しい場所で夏越しさせます。
水やりは通常通り行い、肥料は薄めの液体肥料を月に1回施します。

 

 

 

シクラメンの増やし方について

球根は分球しないので、
子球を分けてはふやすことはできません。

同じ形質のものは得られませんが、
タネでふやすことができます。

開花時に好みの株を2株用意して人工受粉を行えば、
結実して3~4か月でタネがとれます。
採取したタネは冷暗所で保管し、11月ごろにまきます。

ただし、発芽まで日数がかかり、
開花するまで数年かかることが多いです。

 

 

 

シクラメンが枯れた場合、以下点をチェックしてみて下さい

暖房が効いた部屋に置いていないか?

シクラメンは、暑い場所が苦手です。

人が生活するくらいの気温に置いていると、
すぐにグッタリとします。

 

 

霜に当たっていないか?

暑さに弱いうえに、
寒さにも弱いシクラメン。

霜に当たってもすぐに枯れてしまいます。

 

 

 

水が枯れている。もしくは球根に水がかかる

シクラメンを枯らす原因の一つが、
水枯れです。

また、シクラメンは湿気に弱いですので、
葉や球根に直接水がかかると、
だんだんと元気がなくなり、枯れてしまいます。

水やりは、底面給水が基本です。
底面給水の鉢を使用しましょう。

 

 

枯れた花が残っている

シクラメンは、花がらつみが重要です。

枯れた花が残っていると、
そこからカビが発生して、病気の原因になります。

最悪の場合、枯れてしまいます。

 

 

 

シクラメンの病気対策について

 

使用する道具

 

 

うどんこ病

殺虫殺菌剤「ベニカⅩファインスプレー」、「ベニカXスプレー」、「ベニカグリーンVスプレー」、殺菌剤「モレスタン水和剤」、「パンチョTF顆粒水和剤」で防除します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
うどんこ病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

 

萎ちょう病

殺菌剤「ベンレート水和剤」で防除します。できるだけ、風通しのよい場所で管理し、発生を防ぎましょう。

 

 

 

軟腐病

暖房のよく効いた部屋では、軟腐病が発生しやすくなります。咲き終わった花や枯れた葉は、抜き取っておきましょう。ひねるようにねじると、つけ根から簡単に抜き取れます。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
軟腐病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

まとめ

シクラメンは、
温度管理と花がらつみをしっかりしておくと、
まず、枯らすことなく育ちます。

この記事を参考に、
夏越しもチャレンジしてみて下さい。

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

お花の育て方について(目次)

 

 

 

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