コウモリランは別名をビカクシダと言い、
シダの仲間です。
ただ、シダの仲間と言っても、
土に生える植物ではなくて、
他の木や岩石などにくっついて生活する着生植物です。
コウモリランが自生する地域は、
雨季は雨が多く、気温が下がり、
乾季は雨が何日も降らず、気温がかなり上昇する気候です。
このような環境に適応する為に、
胞子葉、貯水葉という特殊な葉が発達しました。
そこで今回は、
コウモリランの育て方について
肥料の与え方・増やし方・きれいに咲かせ方・
病害虫対策など、元気に育てるコツを紹介します。
スポンサードリンク
目次
コウモリランの育て方について
コウモリランの土づくりについて
コウモリランは着生植物で、
土ではなくミズゴケかバークチップ、へご板に植えて育てていきます。
鉢は、ミズゴケなら乾燥しやすい素焼き鉢を使用します。
バークチップなら、プラ鉢を使用します。
コウモリランの植替えの仕方について
コウモリランの植え替え時期は、5~6月頃です。
しかし、よほど大きくならない限り、
植え替える必要はありません。
鉢の場合、鉢に鉢のカケラを三分の二入れ、
その上に水ゴケを入れて下さい。
苗を水ゴケの上に置き、紐で縛って下さい。
しばらくすると、外套葉が鉢を覆うように育っていきます。
ヘゴ板の場合は、
根の部分を水ゴケで覆い麻なわなどで縛りつけます。
半年くらいしたら、根がヘゴ板にひっついてきますので、
麻なわなどをほどいて下さい。
日照不足になりますと、葉っぱが黄色くなってきます。
明るい場所を好みますが、
夏場などは、半日陰な場所に置いて管理してください。
大きめの吊り鉢に植え替えたりし、
上からぶらさげて飾ったりして、
インテリアとして楽しまれてくださいね。
コウモリランの肥料の与え方について
たまに薄い液肥を与える程度で、
多肥にすると枯れる危険が大きくなります。
私は庭木にくっつけていますが、
もう何十年来肥料なんてやったことがありません。
コウモリランの水やりの仕方について
基本的に高温多湿を好みますので、
葉水と一緒に水やりをしてあげると良いです。
まずは、水苔や土が乾いていたら水をしっかりとやります。
そして、乾くまでは水をやらないようにします。
コウモリランは多湿を好むのですが、
水苔や土が常時湿っていると腐って枯れてしまいますので、
あくまで、乾いてから水をやるようにしてください。
裸葉(貯水葉)という株の下の茶色い部分、
もしくは株を包み込むような葉っぱに貯水する部分があるので、
ここを中心に水をやってください。
コウモリランの冬越しの仕方について
コウモリランは、冬は3℃以上で越冬できます。
よく陽にあてて育てます。
注意は過失にしないこと、
葉水はかけないことです。
スポンサードリンク
コウモリランの剪定の仕方について
実葉は、古くなると茶色になり、葉が落ちます。
外套葉は成長が終わって褐色になっても葉が落ちません。
外套葉は、茶色です。
はじめは青い色をしていますが、しばらくすると、茶色く枯れます。
そのまま落ちずに残ります。
根は外套葉の下から伸びています。
二つの細い葉以外に外套葉があるのであれば、
切ってしまっても差し支えないのではないでしょうか。
コウモリランの増やし方について
コウモリランは、株分けで殖やします。
子株が出てくるので、裸葉を3枚ぐらいつけて、
胞子葉を切り取り、裏に湿らせた水苔をつけて植えます。
コウモリランには、HB101がお勧めです
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「害虫が出なくなっていた」です。
以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は害虫の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
コウモリランの病害虫対策について
コウモリランの害虫対策について
使用する道具
カイガラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒カイガラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
コウモリランの病気対策について
使用する道具
すす病
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒すす病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します
まとめ
コウモリランは多湿を好むのですが、
水苔や土が常時湿っていると腐って枯れてしまいますので、
あくまで、乾いてから水をやるようにしてください。
裸葉(貯水葉)という株の下の茶色い部分、
もしくは株を包み込むような葉っぱに貯水する部分があるので、
ここを中心に水をやってください。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
コメントを残す