ラズベリーは、
バラ科のキイチゴ属に分類される低木性落葉果樹です。
病害虫に強いので、農薬もほとんど使用せずに、
育てやすく、
地植えでも鉢でも育てることが出来ます。
完熟した果実は、
まさに赤や黄色の宝石のようです。
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ラズベリーの品種について
ラズベリーは、
「一季なり性」と「二季なり性」の品種があります。
一季なり性は、年に1度収穫できます。
収穫時期は、6月~7月になります。
二季なり性は、年に2回収穫できます。
収穫時期は、6月~7月と7月~10月になります。
たくさんの実を収穫したいなら、
二季なり性の品種がお勧めです。
サマーフェスティバル
サマーフェスティバルは、
ラズベリーの中で一般的な品種で、
二季なり性、直立性で、果実は小粒です。
インディアンサマー
インディアンサマーも、
ラズベリーの中で一般的な品種です。
こちらも、
二季なり性、直立性、果実は小粒ですが、
濃厚で酸味が強めなのが特徴です。
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ファールゴールド
ファールゴールドは、イエローラズベリーです。
一季なり性で大粒品種です。
収穫期間が長く、
8月上旬~9月下旬の晩成品種です。
甘く酸味が少ないのでお子様でも食べられます。
マリングデュライトレッド
二季なり性の量産型の品種になります。
香りよく甘酸バランスのよい味わいで、
ゼリー質の果肉は、生食をはじめ加工にも向きます。
ラズベリーの育て方について
植えつけ方について
植えつけの時期は、
12~3月です。
株間は2m開けます。
日光を好むので、
鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。
地植えする場合は、
植えつけ場所に深さ、直径ともに40〜50㎝の穴を掘り、
掘り起こした土に、腐葉土を18〜20ℓ加えてよく混ぜ、
半分ほどを植え穴に戻します。
その後は、しっかりと水を与えます。
⇒腐葉土
※ラズベリーは自家受粉が可能で、
1本植えるだけでも果実が収穫できます。
ただし、たくさんの実を収穫したい場合は、
複数株を植えたほうが良いでしょう。
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水やりの仕方について
地植えの場合は、
ほとんど水やりしなくても大丈夫です。
自然の雨のみで大丈夫です。
ただし、乾燥した日が続いたら水をあげましょう。
鉢植えの場合は、
土の表面が乾いたら、
しっかりと水を与えます。
肥料の与え方について
庭植えの場合は、
萌芽が始まる前の3月までに、
元肥として、有機質肥料を与えます。
さらに5月から6月と、
8から9月に追肥として、
同様の肥料を施します。
鉢植えの場合は、同様の時期に同様の肥料を与えます。
葉色の様子を見ながら、施すことがポイントです。
⇒有機肥料
増やし方について
ラズベリーは株分けや挿し木で、
簡単に増やすことができます。
お勧めは、株分けです。
株分けの仕方は、サッカーを植えつけます。
ラズベリーは伸ばした地下茎のところどこに芽を出し、
茎を伸ばします。
これをサッカーといいます。
5〜6月に地下茎を切ってサッカーを掘り出し、
植えつけることで株を増やすことができます。
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病害虫対策について
害虫対策について
特に問題になる病害虫はありませんが、
アブラムシ・エカキムシ・ケムシ・コナジラミなどが発生します。
発生したら、
STゼンターリ顆粒水和剤を散布します。
天然成分の殺虫水和剤ですので、
安心です。
病気対策について
うどん粉病や黒星病が発生することがあります。
発生したら、カリグリーンを散布しましょう。
炭酸水素カリウムを主成分としているので、
散布後、副次的にカリ肥料になります。
炭酸水素カリウムは、
ベーキングパウダー(炭酸水素ナトリウム)と
類似の炭酸水素塩の一種です。
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最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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