ラージパッチの原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

ラージパッチは、芝生の病気です。
症状としては、リング状に芝を枯らし、
その直径は10cmくらいから10mまで様々であります。

ラージパッチに感染した個所は、
褐色から黄色になり、更にオレンジ色になり、
枯れてしまいます。

しかし、夏近くになって気温が上昇し、
芝の生育が旺盛になると症状 は衰えてきます。

ただ、これは治ったわけではなく、
秋になるとまた再発します。

そこで今回は、
ラージパッチの原因や症状について
感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

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ラージパッチの症状について

リング状に芝が枯れます

症状としては、リング状に芝を枯らし、そ
の直径は10cmくらいから10mまで様々であります。

ラージパッチに感染した個所は、
褐色から黄色になり、更にオレンジ色になり、
枯れてしまいます。

 

 

 

ラージパッチ菌は冬も存在します

乾燥した冬は、
風によって広範囲に広がる恐れもあります。
芝の葉は冬に枯れますが、
その間に春の発芽準備をします。

ですので、冬の間に殺菌剤を散布しておくことをお勧めします。

 

 

 

ラージパッチは真夏は勢力を弱めますが、秋に再発します

ラージパッチに感染してるなら、
殺菌剤は絶対に必要です。

真夏になるとラージパッチは一旦勢力を弱めますが、
また秋には再発し、翌春の芽立ちが悪くなることが多くなります。

 

 

 

 

ラージパッチの原因について

原因はカビの一種です

足跡や胞子の飛来等で感染し、
直径10㎝から、
大きいもので1m以上の島状に枯れてしまう症状です。

 

 

気温と降雨が最大の環境要因です

ラージパッチは、冷夏、多雨、長雨、暖かい早春や晩秋に発生します。

発生の始まる目安は、
春は気温が20℃を越してきた日が続きだして、
降雨のあったころに、
秋は15℃を割る日が続きだして、降雨のあったころに発生します。

発病の増加は最低気温15℃、
最高気温20℃以上になり、降雨があると激しくなっていきます。

 

 

肥料が切れたら、発症しやすいです

ラージパッチに感染しても、
芝生は何とか治そうと必死です。

土に肥料成分が十分あり、
芝に活力があると、病気に勝つことができますが、
肥料切れの場合は、芝生が弱り回復できません。

 

 

 

ラージパッチの対策について

梅雨前と秋に、予防のつもりで殺菌剤を散布しましょう。

ラージパッチは、芝の地際部に感染すると言われてますが、
少ない薬量では防除できないので、
土の中にも存在すると認識しましょう。

ラージパッチを発症してしまうと、
殺菌剤を使用しても、
回復まではかなりの期間がかかります。

ですので、予防が大変重要です。
梅雨前と秋に、予防のつもりで殺菌剤を散布しましょう。

ただし、殺菌剤と除草剤の同時使用は避けてください。

 

 

水はけを良くする

ラージパッチの原因はいろいろ考えられますが、
芝床全体に雨水流出の傾斜がなく、
水溜まりができるほど水平度があり、
水はけが悪い芝面では、いつも水ベタ付きが解消しません。

こういう状況は、細菌類がはびこるのです。

水たまりの出やすい場所の凸凹を直します。
低い所には、目土を入れて軽く踏んで固めます。

そして、エアレーションです。
地面に穴を開けて、通気性を良くします。
ホームセンターなどで、ローンスパイク(2500円前後)
という道具が売られていますので、
1つは持っていても良いと思います。

 

 

 

殺菌剤を散布します

症状が進んでしまうと、
殺菌剤散布で復活出来るかどうか難しくなります。

早いうちに散布をしたほうが良いです。
地表から3cmくらいまで菌が潜んでいると言われますので、
しっかり散布しましょう。

 

 

 

HB101を使用する

HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。

効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。

以前バラに定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。

そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。

それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。

もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。

HB-101

 

 

 

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ラージパッチに効く農薬について

ラージパッチの感染前・予防におすすめ

オーソサイド水和剤

世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。

生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、
腐敗病や苗立枯病などの
土壌病害にも優れた効果を発揮します。

 

 

 

 

ダコニール1000(お勧めです)

広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。

 

ダコニール1000

 

 

 

 

ラージパッチの予防と治療におすすめ

 

ベンレート水和剤(お勧めです)

水稲・野菜・果樹などの幅広い作物に使用でき、
浸透移行性に優れ、予防・治療の二つの効果を示します。

茎葉の病害、貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害など、
多方面にわたり優れた効果を示します。

低濃度で使用できるので、
作物を汚染することが少ない薬剤です。

ベンレート水和剤

 

 

 

まとめ

ラージパッチは、芝生に発生する病気です。

ラージパッチに感染しても、
芝生は自力で治そうと必死です。

芝生の成長が著しい真夏は、
ラバーパッチを寄せ付けませんが、
秋になると、また症状が出てきます。

地表から3cmくらいまで菌が潜んでいると言われますので、
梅雨前と秋に、予防のつもりで
しっかりと、ダコニール1000やオーソサイド水和剤を散布しましょう。

症状が発症した場合は、
これらの農薬では効きませんので、
ベンレート水和剤を散布しましょう。

 

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の植物の病気対策についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。

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