笹は、一度生えると駆除が大変です。
もはや雑草の域を超えていますよね。
地下茎によって繁殖する多年生雑草で、
大変な繁殖力を持っています。
いくら笹を刈り取っても、
どんどんと新芽が出てきて、
すぐに再生してしまいます。
そこで今回は、
笹(ササ)の駆除・除草方法について
除草剤を使用しない方法や根まで枯らす方法を紹介します。
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目次
笹(ササ)の除草方法について
根っこから掘り起こします
まずは、地上部の笹を刈り取ります。
一度刈り取っただけでは、
どんどんと新芽が生えてきますので、
生えてきたころを見計らって、
再度刈り取ります。
そんなことを続けると、
冬頃になると、
前年に刈った太い笹はポキポキ折れるようになっています。
夏に刈った細い笹も簡単に折れます。
そこで耕うん機を低速で掛けます。
2回ほど掛けると地下茎を千切りながら地上に出すことができます。
あとは手で地下茎を拾い集めます。
この作業を2回ほどやれば、
殆んどの地下茎を拾い出すことが出来ます。
笹は地上部がうっそうと茂っていても、
地下茎はそんなに密にビッシリというわけではありません。
耕うん機が壊れたりもしません。
除草剤を使用する①(通常の除草剤)
ラウンド・アップの25倍液を噴霧します。
新芽が出尽くした頃を目安に、
年1回散布で、それを毎年続けます。
そうすると、2~3年で出なくなりますよ。
前年に短く刈っておいて、
草丈が20㎝ぐらいが良く効きます。
除草剤を使用する②(毒劇になります)
刈ってから処理するのであれば、
土壌から作用する粒状除草剤が良いかと思います。
このタイプでササへ効く物として、
デゾレートAZ粒剤やクロレートS(同じ成分です)などの
塩素酸塩系除草剤があります。
ササはもちろん、潅木や竹を枯らすのにも使用される強力な除草剤であり、
一回の使用で数ヶ月くらい効き続けます。
粒状なので手撒きでき、処理に噴霧器は必要ありません。
但し、ササと枯らしたくない植物(庭木等)が
混在している場合は使用できませんし、
使用後数ヶ月間は何か植えたり蒔いたりすることもできなくなります。
また医薬用外劇物及び危険物へ指定されている除草剤ですので、
購入時には印鑑と所定の項目への記入が必要であり、
販売も劇物農薬を取り扱っているJAや専門店に限られるか思います。
笹(ササ)に効く除草剤について
庭や畑などに使用できる農薬(農耕地用) お勧めです
ラウンドアップマックスロード
ラウンドアップは、「葉」から入って「根」まで枯らします。
さまざまな種類の雑草に有効です。
散布から1時間経てば、その後雨が降っても大丈夫です。
ラウンドアップマックスロードは土に落ちると、
短時間に土壌粒子に吸着して除草剤としての効果を失い、
雑草の根から吸収されることはありません。
これは葉から吸収されて根で作用するタイプなので、
こちらを使用する場合はあまり刈らないか、
刈ったとしても葉が残る程度にしておいた方が良いかと思います。
枯らしたくない植物がある場合でも、
その植物へ直接散布しなければ大丈夫です。
ササの生育が止まる10月頃に25~50倍にて散布して下さい。
ただし枯れるまでに時間はかかります。
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駐車場や人の手に触れない場所でしか使用できない農薬(非農耕地用)
ターンアウト液剤 お勧めです
ススキ、ササ類、スギナ、セイタカアワダチソウをはじめ、
広範囲のしつこい雑草の根まで枯らす、
殺草効果の高い除草剤です。
成分は雑草の茎葉から吸収され、根まで浸透・移行し、
植物全体を退治するため、枯れた雑草は再生しません。
散布液のかかった雑草だけを枯らします。
成分は土に落ちると速やかに不活性化されます。
グリホサート剤
グリホという名前がつく以上は、
どちらもグリホサート剤になります。
ちなみにラウンドアップ初期型も同じグリホサート剤です。
同じラウンドアップでもハイロードなどは全く違います。
説明書に書いてない場所に散布すると、
自宅の庭で使っても犯罪になります。
つまり、人間の手に触れる場所はダメなのです。
庭なら、庭いじりをする可能性がありますよね。
手に触れると、害になるということです。
まとめ
笹は一度発生すると、
駆除するのが大変です。
根っこから掘り起こすのも大変だし、
除草剤を使用しても、すぐに枯れるということはありません。
どちらにしろ、労力と根気が必要です。
除草剤では、
デゾレートAZ粒剤やクロレートSが効果的ですが、
毒成分が大きいので、一般的に取り扱いにくいです。
購入するにも、身分証明書の提示や、印鑑の押印等面倒な所があります。
それに比べ、笹専用の除草剤ターンアウト液剤などは、
普通に市販されているのでお勧めです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の除草方法についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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