ラナンキュラスは、
秋植え球根の代表格です。
幾重にも重なった、明るい花弁が魅力的な秋植え球根です。
ラナンキュラスは元々一重咲きの品種でしたが、
18世紀に品種改良が盛んに行われ、
幾重にも花びらが重なったものが主流となっていきました。
そこで今回は、
ラナンキュラスの育て方
球根からの育て方から、来年も咲かせる方法を紹介します。
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目次
ラナンキュラスの種類・品種について
ゴールドコイン
草丈が30cmほどで、
黄色く小さな八重咲きの花びらをしています。
きれいな黄色の小さな花びらが人気で、
野生でも育つほど耐寒性のある丈夫な品種です。
シャルロット
フリルのようにヒラヒラとした
ピンクのグラデーションの花が特徴の品種です。
大輪系の花なので、一輪でも存在感があり、
贈り物の花としても人気があります。
アリアドネ
ラックスシリーズと呼ばれる花びらに、
光沢のある種類の代表品種です。
花びらは白で、花の中心部が濃い紫色をしています。
光が当たるとワックスを掛けたような
光沢の様子がわかりますよ。
シューアン レッド
シューアンという種類の赤い花びらをした品種です。
鉢植え用として作られ、
セミダブルで上向きに咲く花びらが特徴です。
アミズミズ
変わり咲きでメシベが目立つモロッコシリーズの品種です。
花色は薄い黄色なのですが、
花の縁とメシベが黒いことと、
八重咲きなので黒い花のように見えます。
ラナンキュラスらしさから離れた、
変わった様子から玄人に好まれます。
世界中の珍しい種、
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ラナンキュラスの植え方について
ラナンキュラスの植える時期について
ラナンキュラスの球根の植え付けは10月が適期です。
市販の球根はかさかさに乾いており、
そのまま植え付けると急激に水を吸って腐ります。
ゆっくり吸水させて「もどす」必要があります。
ラナンキュラスを育てる上で最初のポイントとなります。
土づくりについて
使用する道具
ラナンキュラスは、
水はけがよく、やや水もちの良い用土が適しています。
赤玉土5(中粒と小粒を半々):腐葉土3:バーミキュライト2など。
もしくは、草花用の培養土で充分です。
そして、緩効性肥料(マグアンプ)を混ぜこんでおきます。
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ラナンキュラスを植えます
使用する道具
市販のラナンキュラス球根はカサカサに乾いており、
そのまま植え付けると急激に水を吸って腐ります。
ゆっくり吸水させて「もどす」必要があります。
ラナンキュラスを育てる上で最初のポイントとなります。
球根のもどし方
湿らせた砂やバーミキュライト、
固く絞った水ゴケと球根をビニール袋に入れ、
一晩以上かけてゆっくりと水を吸わせます。
そして、湿らせたキッチンペーパーやティッシュペーパーで球根をサンドして、
ビニール袋に入れて、くるみます。
吸水中は日陰の涼しい場所に置きます。
この状態を、
3日ほど続けます。
水でもどしたら、植え付けていきます
鉢植えの場合は、
軽石や鉢底石を敷いて草花用培養土か赤玉土(小粒)6:
腐葉土3:バーミキュライト1くらいの用土を入れて、
事前に鉢底から流れ出るくらい水をかけて湿らせておきます。
ラナンキュラスは、
酸性の土が苦手なので苦土石灰を混ぜておくのがおすすめです。
5号鉢に球根3~5個ほどの割合で、
指で2~3cm掘った穴に植えていきます。
その後は球根に土をかぶせて、
日のよくあたる場所で管理します。
庭植えの場合は、
まずは鉢である程度まで根と芽を育ててから庭に植え替えます。
植え付ける土にはあらかじめ有機石灰や苦土石灰を混ぜ、
酸性度を調節しておきましょう。
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ラナンキュラスの育て方
ラナンキュラスの水やりについて
ラナンキュラスは、
土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい
たっぷりと水を与えます。
乾燥・過湿の両方に弱いため、
割り箸を挿して土が湿っているかどうかわかるようにしておくと、
管理が楽になりますよ。
ラナンキュラスの肥料のやり方について
使用する肥料
肥料は球根を植え付けるとき、
あらかじめ土の中にゆっくりと効くタイプの
粒状肥料(マグアンプ)を混ぜ込んでおきます。
芽が出始めてから花が咲き終わるまで、
薄めの液体肥料(ハイポネックス)を
10~14日に1回くらいの頻度で与えます。
暖かくなると休眠しようと葉が枯れ始めますが、
このときに肥料を余計にやってしまうと、
球根が腐ってしまいます。
3月になったら肥料を与えないようにしてください。
花後の手入れについて
花が枯れてきたら、
花茎の下から切り落とします。
花びらの縁が枯れ始めたころが切る頃合いです。
あまり長く付けておくと見た目が悪い上に、
余分な栄養がとられ、
傷んだ花にカビが生えて病気にかかることもあります。
枯れ葉や黄色くなった葉も取り除き、
株は常に清潔にしておきましょう。
ラナンキュラスの増やし方について
ラナンキュラスは、
大きくなった球根を分けてふやすことができます。
6月頃になると、残した葉っぱが黄色くなって枯れてきます。
このときに球根をそのままにしておくと腐ってしまうので、
掘り上げます。
根っこを傷つけないよう丁寧に掘り上げたら、
葉や茎は全て取り除きます。
手で土をきれいに落とした後は3日ほど天日干しにし、カ
ラカラになるまで乾燥させます。
十分に乾燥したら、
秋に植え付けるまで風通しのよい涼しい日陰で保存しておきましょう。
高温多湿の環境で保存していると腐ってしまうので、
ネットなどに入れて吊るして保存しておくのがおすすめです。
球根の付け根に白い短毛が生えている箇所があります。
ラナンキュラスはここから芽を出すので、
この部分を付けて分けるようにします。
まとめ
ラナンキュラスの育て方のポイントは、
球根はゆっくり吸水させ「もどして」から植え付けることです。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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