ポインセチアと言えば、クリスマスですよね。
茎の上部が真っ赤に色づくポインセチアは、
冬の花ですが、真冬の寒さは苦手です。
ポインセチアを元気に育てるには、
室内で育てます。
クリスマスが終わっても元気に育てられるように、
今回は、ポインセチアの育て方について
元気に育てるコツを紹介します。
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ポインセチアの品種について
ウィンターローズ
クリスマスを代表する、ポインセチアの品種の一つです。
その花の形が、バラのようなので、
ウィンターローズという名前がつきました。
ウィンターローズ・マーブル
先に紹介した、ウィンターローズの品種改良種です。
白い葉っぱが特徴で、
薄ピンク色の葉脈のマーブル模様が特徴です。
ちょっと変わったっポインセチアですよね。
プリンセチア
プリンセチアは、
2009年に発表された品種です。
最近では、けっこう見かけるようになりました。
現在8品種が販売されています。
ポインセチアの育て方について
ポインセチアは短日植物のため、
日の当たる時間が12時間以下にならないと、
花が咲かない性質を持っています。
そこで、9月以降は光の当たる時間を調節してやることが
重要な作業になります。
夜の人工照明は禁物です。
9月下旬から40日間は、毎日欠かさず17時~朝8時まで、
段ボールなどをかぶせていっさいの光を遮るようにします。
そのかわり、日中は良く日に当てること。
目安として40日間ですが、
面倒でなければ葉の色が完全に色づくまでやった方が確実です。
この作業をしなくても、葉は色づきますが、
売られているように立派なものは期待できません。
ポインセチアを育てる環境について
ポインセチアの育て方のポイントは、3つあります。
1つは、10度以上の室温を保つこと、
もう1つは乾燥気味に水やりを管理すること、
最後の1つは日光のよく当たる場所で管理することです。
ポインセチアは、クリスマスの頃に飾られることが多いので、
寒さに強い植物と思われがちですが、
それほど寒さに強くありません。
冬は室内の日当たりの良い場所に飾ってください。
クリスマス前に買ってきたポインセチアは、
以下のポイントに注意すると、
キレイに育てることができますよ。
10度以上の室温を保つ
ポインセチアは、寒くて湿っている環境が苦手です。
できるだけ日光がよく当たって、
気温が10度を下回らない窓辺などに置いて育てます。
夜間は温度が下がるので、部屋の中央に置きましょう。
室温が5℃を下回ると、葉が黄色くなり落葉します。
また、暖房の風が直接当たるような場所は避けてください。
乾燥気味に育てる
ポインセチアは、乾燥に強い植物です。
土がちゃんと乾燥したのを確認してから、
水やりをしても遅くはありません。
特に冬は乾燥に時間がかかることと、
もともと水を多く必要としないので、
水やりの頻度を少なめに調整してください。
冬の水やりは根が傷まないように、
天気の良い日の午前中に行ってください。
日光によく当てる
ポインセチアは、日光を好む植物です。
日がよく当てることで枝が伸びて葉っぱが大きくなります。
ポインセチアの植え替え方法について
使用する道具
4月の中旬頃に、株が生育をはじめた頃が植え替えの適期です。
使用する土は、
赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
鉢花を育てる上で、もっとも基本となる配合の仕方です。
古い土を半分くらい落としてから、
新しい土で一回り大きな鉢に植え替えます。
ポインセチアの水やりについて
生育期間中(4月~10月)は、
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
冬は生育もにぶりますので、
土の表面が乾いて3日~5日くらい間を空けて、
控えめな水やりを心がけましょう。
冬は室内で管理することになりますので、
暖房が直接あたる所などに置かないようにしないと、
一日で枯れてしまいます。
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ポインセチアの肥料の与え方
使用する道具
5~7月の間、薄めた液体肥料を1ヶ月に1回ほど施し、
8~10月は緩効性の固形肥料などを1ヶ月に2回ほど施します。
休眠期は根が栄養を吸収できないので、
水やりと同じく肥料も与えません。
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ポインセチアの葉を赤くする方法について
短日処理により、ポインセチアの葉を赤くさせます。
短日処理とは、
一定の日光に当てたあと、
日光を遮断することで冬が訪れたと錯覚させ、
葉っぱを赤く変化させる作業のことです。
短日処理には、ダンボールなど光を遮る箱が必要です。
短日処理は、
色をつけたい時期の約2ヶ月前にからはじめます。
毎日17時~翌朝7時まで、
段ボールなどで覆い、
布を被せて日光や蛍光灯の光を遮断します。
長く赤い色を楽しむために、
9月の中旬くらいから短日処理を行うのがおすすめです。
ポインセチアが枯れだしたら、原因は以下の3点です
気温が低く過ぎる
クリスマスシーズンに出回るイメージから
寒さに強いイメージですが、
ポインセチアは気温が10度を下回ると、
あっという間に葉が黒くなり枯れてしまいます。
特に冬になると、窓辺は昼と夜で寒暖の差が激しくなります。
元気がないなと感じたら、室内の温かいところに移動してあげましょう。
早い段階で対処すれば、元気を取り戻します。
ただ、エアコンのそばなど温風の当たる場所は、
乾燥して葉っぱが一層枯れてしまうことがあるので注意してください。
日光不足です
ポインセチアは、メキシコが原産です。
メキシコは、太陽がガンガン当たる環境です。
日光不足になると、
下の方から葉っぱが黄色く変色してしまいます。
季節を問わず、日当たりのよい場所に置きましょう。
特に、午前中に日光をしっかり当てるのが大切です。
水のやりすぎ、もしくは水不足
ポインセチアは生育期と休眠期で、
水の量やタイミングを調節しないとトラブルが起こります。
生育期は土が乾いてから、
休眠期は土が乾いて3~5日たってから水やりをしましょう。
まだ湿ってるときに水やりをしてしまうと、
根が水を吸収しきれず根腐れになります。
日当たりのよい室内においているのに、
青々とした葉がポロポロと枯れ落ちるようなら根腐れのサインです。
まだ茎がみずみずしいようなら復活するので、
水やりを控えて様子をみましょう。
一方、葉っぱがチリチリになっているなら水不足を疑います。
土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりをしてください。
ポインセチアの剪定のやり方について
ポインセチアの剪定は、
3月から5月が適期です。
開花後の株をそのままにしておくと、
株の上部からしか新芽が出ずに、
腰高な株になってしまいます。
色づいた部分を切り取り、
株元からの新芽の発生を促しましょう。
コンパクトにするために、
1/3程度の大きさに切ってしまってもかまいません。
ポインセチアの増やし方について
使用する道具
ポインセチアは、さし木で増やします。
適期は6月です。
本葉を3~4枚つけて、先端の芽をカミソリで切り取ります。
蒸散を防ぐため、葉は1/2の大きさに切っておきます。
茎の切り口から流れ出る乳液を水で洗い流し、
発根剤(ルートンやオキシベロン)をつけて、
パーライトとピートモスの等量配合土などにさします。
発根するまで20日ほどかかるので、
こまめに葉水をかけるとよいでしょう。
ポインセチアの害虫対策について
使用する道具
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まとめ
ポインセチアは、冬の時期だけで栽培を諦めてしまう方がほとんどです。
しかし、本来は毎年葉色が変化する姿を楽しませてくれる観葉植物です。
クリスマスの時期に葉を赤くするには、
短日処理をしたりと少し手間がかかりますが、
その分色づいたときは感動しまよ。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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