モロヘイヤは、カルシウムやビタミン類を多く含む
栄養価の高い野菜です。
とくにβカロテンは野菜の中でもトップクラスの含有量です。
このβカロテンの抗酸化作用により、風邪やがんの予防、
アンチエイジング、視力の保持などの効果が期待できます。
モロヘイヤは、空芯菜とともに、
葉物野菜の作りづらい夏の時期に栽培できる貴重な野菜です。
病害虫にも比較的に強く、自生力の強い丈夫な植物です。
そこで今回は、
モロヘイヤの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。
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目次
モロヘイヤについて
クセのない味わいで、葉を刻むとヌメリが出るのが特徴です。
葉は先がとがった長楕円形をしています。
基本的にやわらかい葉を食用としますが、
茎もやわらかければ食べられます。
モロヘイヤの育て方について
モロヘイヤは高温性で、低温や霜に極めて弱い作物です。
十分に暖かくなってから種まきを行います。
害虫や病気の心配があまりなく、
丈夫で、初心者にもつくりやすい野菜です。
モロヘイヤの種まきの仕方について
使用する道具
生育状態を揃えるため、育苗してから、
鉢や地面で本格的に育てていきます。
種まきは、気温が十分に上がった4月下旬~6月中旬が適期です。
一晩水に浸けておくと、発芽率が高まりますよ。
種まき用の土を育苗ポットやセルトレイに入れます。
種を育苗ポットに5~6粒か、
セルトレイの区切りごとに2~3粒まきます。
そして、薄く土を被せ、たっぷりと水を与えます。
土の表面をワラや新聞紙で多い、
土が乾燥しないように暖かい場所で管理しましょう。
発芽したらワラや新聞紙は取り除きます。
双葉が生えたら、生育の悪いものを間引き、
本葉が3~4枚になったら必要な苗の数を、
1本ずつ育苗ポットに植え替えます。
発芽したばかりのモロヘイヤの苗は、
以下のような形をしています。
土づくりについて
使用する道具
モロヘイヤは連作障害が出にくい作物ですので、
同じ場所でつくり続けることも可能です。
ただし、酸性の土壌を嫌いますので、
酸性に傾いた土壌では、
苦土石灰を施してよく耕しておきます。
苗の植え付けの2週間前に、
苦土石灰をまいてよく耕します。
1週間前に、堆肥と化成肥料を施してよく耕し、
畝を立てて黒マルチを張ります。
pHは5.5〜6.5が目安です。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。
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モロヘイヤの苗を植えていきます
苗の本葉が5~6枚になったころに畝に植え付けます。
90cm幅の畝に2列とし、株間を30cm~40cmとします。
植え方は、
植え付け位置にポットと同じくらいの植え穴を掘り、
水をたっぷり入れて引くのを待ち、
ポットから根鉢を崩さないように苗を取り出して、
浅めに植えます。
植え付けたらまわりの土を株元に寄せて株元を軽く押さえて安定させ、
たっぷりと水をやります。
モロヘイヤの肥料の与え方
使用する道具
植え付けるときに必要な肥料を施した後は、
苗の定植後2週間経ってから追加の肥料を与えていきます。
2週間に1回、化成肥料を株間または株の周りに施すか、
7~10日おきに薄めた液体肥料を与えます。
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芽先を摘み取って摘芯します
背丈が30cmくらいになったころ、
芽先を摘み取って摘芯します。
摘芯することにより、脇芽の発生が促され、
収量が増えます。
大きく育ったら、収穫します
背丈が50cmを超えたころから、
芽先の柔らかい部分(15cmくらい)を摘み取って収穫します。
脇芽が次々伸びてきますので、
数日おきに収穫します。
モロヘイヤの病害虫対策について
使用する道具
ハダニ
コガネムシ
まとめ
モロヘイヤは、β-カロテンがホウレンソウの2倍以上あり、
植物でありながらカルシウムが豊富に含まれています。
また、高い抗酸化作用をもつほか、
胃や消化器の粘膜を保護するので、
夏バテを癒す効果がありますよ。
免疫力を高め、
動脈硬化や心筋梗塞などから守ってくれる魅力的なモロヘイヤを育てて、
おいしく健康的な家庭菜園をはじめてみませんか?
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の野菜の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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