みかんは、柑橘類の中で
もっとも有名ではないでしょうか。
ビタミンCを豊富に含み、
風邪やガンなど幅広い病気の予防効果が期待できます。
育てやすく、実つきがよく、また食べやすいので、
スペースがあれば育てたい果樹です。
極早生品種は、早く収穫するので木の負担が軽く、
毎年よくなります。
そこで今回は、
みかんの育て方について、
紹介します。
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目次
ミカンの品種について
宮川早生
早生のミカンというと、
真っ先に思い浮かぶのが、宮川早生です。
超豊産性で毎年よくなり、
初めての方でも簡単です。
皮はむきやすく美味しいです。
⇒宮川早生
興津早生
こちらも、有名どころのミカンです。
宮川早生に比べて樹勢が強く、
結実性は良好で豊産性です。
⇒興津早生
由良早生
極早生ミカンの代表格です。
夏の終わりごろに、
真っ先にスーパーに並ぶ、
まだ緑色をしたミカン。
これが、由良早生です。
緑色の状態で取らないでおくと、
黄色いミカンになります。
⇒由良早生
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青島温州
温州ミカンの晩生種です。
扁平で、糖度が高く、風味が良いのが特徴です。
貯蔵することで、こくとまろやかさが増します。
⇒青島温州
みかんの育て方について
土づくりの仕方について
市販の果樹用培養土を使用します。
自分で配合する場合は、
赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
植えつけ方について
日光を好むので、
日当たり良好な場所を選びます。
植えつけの時期は、
3月下旬~4月中旬です。
ミカンは、寒さに弱いので、
基本的に、寒さに当たっていない、
葉がしっかりした苗を選びます。
成長するとともに、
多少の寒さには強くなります。
幼木のうちは、寒さに弱いので注意します。
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水やりの仕方について
鉢植えの場合は、
土の表民が乾いたら、
しっかりと水を与えます。
地植えの場合は、
真夏の時期だけ、乾燥が続くようなら、
水を与えます。
肥料の与え方について
3月、6月、10月に有機質肥料を与えます。
⇒有機肥料
摘果の仕方について
株に実がつきすぎてしまうと、
株に負担がかかってしまい、みかんの味が落ちてしまいます。
必要以上の実を取ることを、
摘果と言います。
7~8月頃に、
まだ青い実を手やハサミを使って摘み取ります。
目安として、
鉢植え栽培の場合は、枝に1~2個、
地植えなら葉っぱ20~30枚に1個の割合で、
色ツヤがよく、ほどよい大きさのものを選んで残していきます。
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病害虫対策について
害虫対策について
エカキムシやカイガラムシが発生します。
エカキムシが発生すると、
葉に幅1、2mmくらいの白い筋が残ります。
くねくねと、まるで葉に絵を描いたように食害跡を残すため、
エカキムシと呼ばれます。
エカキムシには、
ベニカS乳剤をしようします。
カイガラムシは植物の汁を吸って暮らしています。
これが大量に付着すると、
新しい枝や葉が出にくくなってきたり、
最悪枝が枯れることがあります。
カイガラムシには、
ベニカ水和剤を使用します。
野菜、果樹、花など幅広い植物に使用できます。
有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、
殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)。
すぐれた浸透移行性殺虫剤です。
また有効成分が葉の表から裏に移行しますので、
葉裏に隠れている害虫にも有効です。
コナジラミ、カイガラムシ、カメムシ、ケムシ、アオムシ、カミキリムシ、コガネムシ等の害虫にも効果的です。
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病気対策について
黒点病、灰色かび病が発生します。
黒点病は、温州みかんに特に多く発生します。
雨が多い時期に感染が拡大しますが、
農薬の効果や持続期間は降雨量によって左右されることがあるため、
適期防除が難しく、感染が広がれば商品価値が著しく低下します。
黒点病には、
エムダイファー水和剤を使用します。
灰色かび病は、
発病花弁が幼果期まで果面上に残ると果実にかさぶた状の傷ができ、
肥大につれて拡大して白くコルク化し、商品価値が低下します。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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