お腹の調子が悪い時は、大変つらいですよね。
しかも、吐き気を伴うともう大変です。
これらの症状は、胃から出される異常のサインです。
中には症状があるのに胃に異常が見られない、
ただの食べ過ぎや飲み過ぎの場合もあるのですが、
病気が原因の場合もあります。
そこで今回は、
吐き気を伴う胃腸の不快感の原因について
おすすめの対策を紹介します。
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吐き気を伴う胃腸の不快感の原因について
吐き気・嘔吐に胸焼けを伴うと、胃食道逆流・逆流性食道炎です
本来は食べ物を口にすると、食道を通って胃に入り、
十二指腸へと流れていきます。
しかし、なんらかの原因により、
この運動が逆に働いてしまうことがあります。
すると、食べたものが胃酸と一緒に逆流し、
気が気持ち悪くなり、吐き気をもよおしてしまうのです。
これらの症状は、
食べ過ぎや飲み過ぎた時に感じることがよくありますが、
これは胃に負担がかかり、
胃粘膜に炎症が起こってしまうからです。
胃袋の粘膜は胃酸から守られる機能を持っていますが、
食道の粘膜には防御機能がないので、
胃液が触れるとダメージを受け、吐き気や胸焼けといった症状が出るのです。
治療方法は、胃酸を抑える薬を使用します
この症状の場合は、胃酸を抑える薬で治療します。
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吐き気・嘔吐に下痢を伴う場合は、食中毒です
食中毒の原因を大きく分けると、
サルモネラなどの細菌による細菌性食中毒、
メタノールなどの化学物質による食中毒、
フグ毒・カビ毒などの自然毒による食中毒及び、
ウイルスによるウイルス性食中毒の4つに分類されます。
冬場は、ロタウィルスやノロウイルスなどの、
ウィルス性の急性胃腸炎が流行りやすい時期になります。
逆に夏場は、O-157などの、
細菌性の急性胃腸炎が蔓延しやすい時期になります。
治療方法は、ビオフェルミンを使用します
これらの症状は、下痢を伴いますので
脱水症状を起こさないよう水分補給や、
原因となる細菌を死滅させる抗生物質投与の治療になります。
ただし、抗生物質はあまり使用すると
逆に回復を遅らせます。
ですので、ビオフェルミンと水分補給、自然治癒力が主になります。
⇒ビオフェルミン
ウイルスによる食中毒は、特効薬はありません。
ビオフェルミンによる治療と自己治癒力になります。
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒冬の食中毒の原因と症状と治療法について 原因はノロウイルスとロタウイルスです
⇒冬の胃腸炎と、夏の胃腸炎の原因と症状について もし、感染してしまった場合、早く治すポイントを紹介します
吐き気・嘔吐に便秘を伴う場合は、腸閉塞です
この症状は、消化物や消化液が腸内に溜まってしまう状態で、
腹部の手術後の癒着や、大腸がん、腸重積(ちょうじゅうせき)などで起こります。
症状の特徴は、ひどい吐き気を伴い、便が全くでない症状です。
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治療方法としては、入院が必要になります
食事を止めて腸を安静にするだけで改善することもありますが、
その他の処置が必要になるケースもあります。
鼻からイレウス管と呼ばれるチューブを入れて、
ガスや腸液を引いてあげることによって、渋滞緩和をします。
それでも改善しないときに、
原因を取り除くための手術に踏み切ることがあります。
いずれにしても入院が必要な病気です。
吐き気・嘔吐に腹痛を伴う場合は、たくさんの病気の可能性があります
その代表格が、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・急性胃炎・慢性胃炎です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
お腹がすいている時や、食事前にみぞおち辺りがキリキリと痛い場合は、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍が考えられます。
特に食事をし始めると痛みが治まる場合には、
十二指腸潰瘍の可能性が大きいです。
痛みの原因としては、
胃腸にできた潰瘍が、空腹時に胃液によって刺激を受けて痛みが出ます。
しかし、食べ物が胃に到達することで胃液が薄まるため、
胃や腹部の痛みが治まるのです。
治療方法は、ピロリ菌の除菌と胃薬の服用です
胃潰瘍もしくは十二指腸潰瘍の原因の90%は
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染です。
ピロリ菌は、検査キットによって感染しているかどうか
チェックできますので、
胃に不快感を感じる方は、チェックしてみましょう。
⇒ピロリ菌検査キット
急性胃炎・慢性胃炎
ストレスや鎮痛剤服用などが原因で出血を伴うこともあり、
外来ではとても多い病気です。
命にかかわる病気ではありませんが、
のたうちまわるような痛みが出ることもあります。
胃酸を抑える薬や、胃の粘膜を保護する薬で治療します。
もちろんストレスが原因であれば、
それを取り除くのが一番の根本的治療法です。
治療方法は、ピロリ菌の除菌と胃薬の服用です
こちらも、ピロリ菌が原因の場合がほとんどを占めます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
吐き気を伴う胃腸の不快感の原因は、
こんなにたくさんの原因があります。
症状に合った対策をしましょう。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他の健康についても、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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