ぶどうの育て方について 上手に美味しく育てるコツを紹介します

ぶどうは、真夏に収穫が楽しめる果実です。

ぶどうは自宅のお庭でも、簡単にプランター栽培ができます。
ぶどうの特徴をよく理解して、
コツさえつかめば、
しっかりと花を咲かせて果実を楽しむことが出来ますよ。

そこで今回は、
ぶどうの育て方について
上手に美味しく育てるコツを紹介します。

 

 

 

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ぶどうの品種について

巨峰

石原早世とセンテニアルを交配して生まれた、
黒いブドウの定番品種です。

正式な品種名は「石原センテニアル」といい、
「巨峰」は商品名となっています。

果皮は濃い紫色、果肉は淡い緑色をしています。
元々は種ありのものが主流でしたが、
近年は種なし巨峰の需要が高まっています。

巨峰

 

 

 

デラウェア

アメリカを原産とする、自然交雑種です。
直径10~13mmと実が小さく、種はありません。

そのため、「種なしブドウ」という名前で流通していることもあります。

糖度は20~23度と高いですが、
巨峰やマスカットよりも手頃な値段で販売されています。

デラウェア

 

 

 

ピオーネ

ピオーネは巨峰の血を受け継ぎ、
色は濃い紫から紫黒色で、粒が非常に大きく食べ応えがあるブドウです。

果粒は巨峰よりやや大きく、
爽快な香気(マスカット)をもち、風味が大変いいです。
多汁で、糖度も16度以上になり、
強い甘さとそれを支える酸味を持っています。

最近は種無し栽培が盛んで、巨峰と並ぶ人気があります。

果皮は硬く、剥いたほうがいいでしょう。
粒の先端に薄く十字の切り込みをいれ、
果頂部から剥くと綺麗に剥きやすいです。
花びらのように半分だけ剥いてかざりつけたりします。

ピオーネ

 

 

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シャインマスカット

シャインマスカットは「安芸津21号」に「白南」を交配して育成されたもので、
果皮の色が黄緑又は黄白、果粒が大粒です。

シャインマスカットは、
2006年に品種登録されたばかりの
まだ新しい品種の白ブドウです。

マスカットの香りと高い糖度、
そして何よりも皮ごと食べられるという特徴があります。

近年の人気種で、
私のおすすめのぶどうの品種です。

シャインマスカット

 

 

 

 

 

ぶどうの育て方について

ぶどうは、日本全国栽培可能で生長が早く、
収穫量も多いため、近年家庭菜園で密かにブームが到来しています。

つる性なのでアーチやフェンスに絡ませたり、
フェンスに仕立てて生垣にもなります。
おしゃれにお庭を演出します。

ぶどうは、1本の木に雄しべと雌しべが付き、
自家受粉できることが特徴です。
その後、結実して果実は房のように付いていきます。

 

 

 

 

土づくりについて

使用する道具

 

水はけ、水もちのよいことが大切で、
この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。

一般的な市販の用土を混合して用いる場合は、
赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。

 

pHは6.0~7.0が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

 

ぶどう苗を植え付けます

使用する道具

 

ぶどうは、鉢植えでも地植えでも育てることができます。
家庭でコンパクトに育てるのでしたら、
鉢植えがお勧めです。

地植えをすると、大きく育ち
棚や壁が必要になってきます。

ぶどうの苗木は、一般的に秋から春にかけて販売されますが、
12~2月の休眠期(極寒期を除く)が植えつけの適期です。

 

鉢植えの場合は、
デラウェアなど中~小粒の品種が向いています。
植え付ける容器は、7~10号の大きめの鉢がお勧めです。

鉢の底が隠れるくらいに、
鉢底石を入れてから、上記で紹介した用土を入れましょう。

そして、苗木をポットから取り出したら
傷んだ根を切り詰めて、放射状になるように土の上に広げます。
リング支柱を使い、あんどん仕立てにします。

最後に、鉢底から溢れるくらい水を与えましょう。
地植えの場合は、
日当たりと水はけのよい場所を選びます。

土質は特に選びませんが、
極端にやせているようであれば植え付ける前に、
土へ完熟堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。

植える時は、
つぎ木している部分が土中に埋まらないように注意します。
次に、支柱を立てて、5芽ほど残して主枝を切り詰めます。
最後に、たっぷりと水を与えます。

 

 

 

ぶどうの肥料の与え方について

 

使用する道具

 

鉢植えは、2月、6月、9月に、
ゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えます。

地植えは、10月下旬~11月上旬と、
3月の1回有機質肥料か化成肥料を株元に与えるとよいですよ。

 

 

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ぶどうの水やりについて

水やりの基本は、
表面が乾いたら、たっぷりです。

鉢土の表面が白く乾いたら、
鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

地植えは、一旦根付いてしまえば水やりは特に必要ありません。
ただ、夏に日照りが続き、
土が乾くようであれば、たっぷり水を与えてください。

 

 

 

 

ぶどうの剪定の仕方について

使用する道具

 

 

ぶどうはつる性果樹なので、
どのような形にも仕立てることができます。

最も一般的な仕立て方は「棚仕立て」で、
日本の生産者の方々がよく用いている手法です。

また、フェンスを利用した「垣根仕立て」、
支柱を使った「一文字仕立て」や「棒仕立て」なども楽しむことができます。

ぶどうは、春に伸びる新梢に花穂をつけます。
そのため、冬の間に樹形を維持するために枝を切り詰め、
棚などに誘引しておきます。

 

 

まず、古い枝や生長を妨げる枝など、不要な枝を切ります。
残した枝についても樹勢を抑えるために、先端を切り詰めます。
樹勢が強くなりすぎると、枝や葉の方に栄養が回ってしまい、
果実の品質が低下します。

枝を切り詰める長さは品種によって多少異なり、
樹勢の強い「巨峰」や「ピオーネ」などは、
結果母枝に7~8芽残して剪定し(長梢剪定)、
樹勢の弱い「デラウエア」や「マスカットベリーA」などは、
2~3芽残して剪定します(短梢剪定)。

剪定は、芽と芽の間で切り、
1m2当たり2~3本の枝を残すようにします。

剪定が終了したら、バランスを見ながら、棚や垣根に誘引します。

剪定後の切り口、及び傷口のゆ合促進には、
殺菌剤「トップジンMペースト」を剪定整枝時の枝の切り口に塗布します。

 

 

 

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ぶどうの袋かけをします

使用する道具

 

病害虫の予防には「袋かけ」が重要なので、
摘粒が終了した6月下旬から、袋かけを行ないましょう。

袋かけは、黒とう病や晩腐病などの病気、
チャノキイロアザミウマ(スリップス)などの害虫から、
果実を守るだけでなく、風で果実が傷むのを防ぐ意味もあります。

袋はやや大きめのものを使用し、
房の下から丁寧にかぶせ、果梗の上の方をひもで止めます。

 

 

 

 

ぶどうの収穫の時期について

ぶどうは成熟が近づくと房全体が色づき、
品種によっては何ともいえない香りが漂います。

また、房の基部(枝に近い方)から房先に向かって成熟してくるので、
房先の果実を食べてみて美味しかったら収穫します。

果房は、ハサミで丁寧に切り取りましょう。
樹全体の房が一度に成熟するわけではないので、
1房ずつ観察しながら収穫することがポイントです。

 

 

 

ぶどうの病害虫対策について

ぶどうの害虫対策について

 

使用する道具

 

 

ハダニ類

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

 

 

コナカイガラムシ類

殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」、「ベニカ水溶剤」を散布しましょう。

 

 

 

ブドウトラカミキリ

樹皮の下で冬越しし、春から移動して木の芯部を食害します。6月ぐらいになると新梢が突然枯れこみます。冬の剪定時に注意深く観察し、捕殺するようにしましょう。

 

 

 

ブドウスカシバ

殺虫剤「家庭園芸用スミチオン乳剤」を散布して防除します

 

 

 

 

ぶどうの病気対策について

 

使用する道具

 

 

黒とう病

休眠期なら殺菌剤「ベンレート水和剤」を、生育期なら殺菌剤「ベンレート水和剤」、「サンケイオーソサイド水和剤80」、「家庭園芸用トップジンMゾル」を木全体に、丁寧に散布します。

 

 

 

晩腐病

休眠期なら殺菌剤「ベンレート水和剤」を、生育期なら殺菌剤「ベンレート水和剤」、「サンケイオーソサイド水和剤80」を木全体に丁寧に散布します。

 

 

 

 

まとめ

ぶどうは、鉢植えでも楽しめる果実です。
鉢植えで楽しむ場合は、デラウェアがお勧めです。

地植えの場合は、
近年人気種の、シャインマスカットがおすすめです。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

果樹苗の育て方について(目次)

 

 

 

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