スモモの育て方について 美味しく、元気に育てるコツを紹介します

果樹苗の育て方

スモモは、真夏に収穫ができる果物です。

スモモと一概に言っても、
果物として育てているスモモは、
大きく分けて、ニホンスモモと
ヨーロッパスモモです。

そこで今回は、
スモモの育て方について
美味しく、元気に育てるコツを紹介します。

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目次

スモモの品種について

ヨーロッパスモモ

シュガープルーン

収穫時期は、9月上旬~中旬です。
果実は、40gくらいで、糖度が14度と高く
酸味が少ない特徴があります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
1本でも実が付きます

シュガープルーン

 

 

スタンレイ

収穫時期は、8月下旬~9月上旬です。
果実は、40~50gくらいになり、
糖度は15~18度と高く酸味が少ない品種です。
植え付けから収穫まで、4~6年になります。
1本でも実が付きます

 

スタンレイ

 

 

 

サンプルーン

収穫時期は、9月中旬です。
果実は、30gくらいになり、
糖度が18~20度と高くて非常においしく、
豊産で作り易いです。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
1本でも実がなります。

 

サンプルーン

 

 

バーバンク

収穫時期は、9月中旬です。
果実は、80~100gくらいで、糖度は14度です。
プルーンの中では果実が大きい特徴があります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
受粉樹はある方が実付きが良いです。

 

バーバンク

 

 

ニホンスモモ

ソルダム

収穫時期は、 7月頃です。
果実は、80~100gくらいになります。
糖度は、11~14度前後です。
貯蔵性が高い特徴があります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
受粉木として、他品種が必要です。

 

ソルダム

 

 

 

大石早生

収穫時期は、6月頃になります。
果実は、70gくらいで、
糖度は9~11度前後になります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
受粉木として、他品種が必要です。

 

大石早生

 

 

メスレー

収穫時期は、6月頃になります。
果実は、40~50gくらいになります。
糖度は、12~15度前後で、
豊産生で自家結実性があり、作り易い特徴があります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
1本でも実が付きます。

 

メスレー

 

 

 

サンタローザ

収穫時期は、7月頃です。
果実は、100gくらいになります。

糖度は、15度くらいで果肉は良くしまり、
香りが良い特徴があります。

 

植え付けから収穫まで、4~6年になります。
1本でも実が付きます。

 

サンタローザ

 

 

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スモモの育て方について

スモモは受粉木が必要な場合が有りますので、
ご注意ください。

受粉木にはサンタローザ、メスレー、ソルダムがよく、
同じサクラ属の梅、アンズも可です。

 

 

しかし、ビューティーとメスレーや
ソルダムとメスレーの組み合せは、
結実しにくくなるので注意しましょう。

 

 

土づくりについて

使用する道具

 

 

スモモは、水はけ、水もちのよいことが大切で、
この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。

一般的な市販の用土を用いる場合は、
赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。

 

pHは6.0~6.5が目安です。
石灰を入れてpH調整しておきましょう。
土壌酸度計があれば、それぞれの植物に合った土づくりに便利です。

 

 

 

 

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スモモ苗を植え付けます

使用する道具

 

スモモは、11~3月が植え付けの適期です。
鉢植えでも、地植えでも育てることができます。
スモモは、風通しがよく、
水はけが良く、日光が当たる場所選びます。

 

鉢植えの場合は、
10号以上の大きな鉢に、
先ほど紹介した土をを準備し、
浅く植え付けていきます。
植えたらたっぷりと水を与え、
株のすぐ横に支柱を立てて支えます。

 

地上の場合は、
植え穴は直径60cm、深さ50cm程度とし、
掘り上げた土、赤玉土、腐葉土を5:3:2くらいの割合で混合し、
植え付けます。

そして、しっかりとした支柱を立てましょう。

最後はたっぷりと水を与えます。
3~4年生の大苗はすでに花芽をもっていることがあり、
早い時期に開花が始まるので、
年内に植えつけを終了したほうがよいでしょう。

 

やはり、鉢植えよりも地植えの方が育てやすいので、
地植えがお勧めです。

 

 

 

 

スモモの肥料の与え方について

 

使用する道具

 

庭植えは2月と10月に、
鉢植えは2月、5月、10月に
有機質肥料か速効性化成肥料を与えます。

 

有機質肥料を与えると、味が良くなるので
化成肥料よりも、有機質肥料を与えましょう。

 

 

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スモモの水やりについて

水やりの基本は、
表面が乾いたら、たっぷりです。

鉢植えの場合は、土が乾いて白くなると、
鉢の下から水があふれるくらい、たっぷりと水を与えます。
水が少ないと、味が落ちてしまいますので、
十分注意しましょう。

 

地植えの場合は、特に水やりの心配はいりません。
真夏の日照りがひどい場合のみ、
与えるくらいで良いですよ。

 

 

 

スモモの剪定の仕方について

スモモは、長さ5~10cmほどの短果枝に、
よく結果する特徴があります。

ですので、12月から2月下旬頃に、
長い発育枝(葉芽だけをつけた1年生枝)は間引いたり、
20~30cmに切り詰めていきます。

 

 

木は大きくなっればなるほど収穫量が多くなるのですが、
中にはあまり大きく育てたくない人もいますよね。

その場合は、切り詰めることにより、
コンパクトに管理することもできます。

 

 

 

スモモの摘果のやり方について

すももには、摘果が必要です。

摘果とは、必要以上に実った実を、
生育の良い実を残して、取ってしまうという作業です。

一つ一つの実に、栄養を十分行き渡らせるために、
摘果作業をしましょう。

適期は4月下旬から5月上旬です。

長い枝で3~4果、短い枝で1果ほど残るよう、
摘果していきましょう。

 

 

 

スモモは挿し木で増やします

スモモは挿し木によって増やすことができます。

挿し木の適期は2月から3月頃で、
昨年伸びた枝を13センチほど使います。

そして、鹿沼土に挿して、ポットや鉢で管理しましょう。

ある程度気温があった方が良いので、
鉢のままビニール袋に入れ
口を閉じて暖かく明るい日陰に
新芽が伸びてくるまで置いておきます。

そして6月頃、一本ずつ鉢に植えていきます。
成長に合わせて、鉢の大きさを変えて管理していきましょう。

大体、3~4年くらいで花が咲きますよ。

 

 

 

果実が完熟したら収穫します

日本スモモは7月中旬~8月、
ヨーロッパスモモは9月が収穫時期になります。

収穫が早すぎると酸味が強いので、
完熟してから収穫します。

完熟の目安は、触ると柔らかくなっているかです。

樹上で熟したスモモは、
モモのように甘みが強く、美味しいですよ。

 

 

スモモの病害虫対策について

スモモの害虫対策について

 

使用する道具

 

アブラムシ

殺虫剤「ベニカR乳剤」や殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布しましょう。
植えつけ時に殺虫剤「GFオルトラン粒剤」を植え穴に、さらに生育時には株元へ散布しておくと、アブラムシの発生を抑える効果が持続します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

 

ハダニ

殺虫剤「ダニ太郎」を散布します

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
ハダニの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します 

 

 

 

カメムシ

殺虫剤「ベニカ水溶剤」を散布して防除します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
カメムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します

 

 

 

スモモの病気対策について

 

使用する道具

 

黒斑病

殺菌剤「サンケイオーソサイド水和剤80」を散布します。

 

こちらの記事も参考にしてみて下さい
黒斑病の原因や症状について 感染前の予防方法・お勧めの治療方法(農薬)について紹介します

 

 

すす斑病

殺菌剤「サンケイオーソサイド水和剤80」を散布します。

 

 

 

まとめ

スモモは、育てやすく
家庭菜園に人気です。

自宅で育てた完熟したスモモは、
格別です。

是非、味わってみて下さい。

 

 

 

 

最後に

最後までご覧いただき、
有難うございます。

 

その他の果樹苗の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。

果樹苗の育て方について(目次)

 

 

 

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