羽衣ジャスミンは、中国原産の半常緑のつる植物で、
花に強い香りがあります。
つるを長く伸ばし、
その先端に30~40輪の花をまとめて咲かせます。
つぼみはピンク色をしていますが開いた花は白色です。
花には強い芳香があり、
満開の時期は少し離れたところからでもにおいが漂ってきます。
そこで今回は、
羽衣ジャスミンの育て方について
肥料の与え方・増やし方・きれいに咲かせ方・
病害虫対策など、元気に育てるコツを紹介します。
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羽衣ジャスミンの育て方について
羽衣ジャスミンの土づくりについて
水はけが良ければ特に土質を選びません。
鉢植えの場合は、
赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を利用します。
地植えにする場合は、
植え付ける場所に堆肥や腐葉土をしっかりと混ぜ込んでおきましょう。
羽衣ジャスミンの植え方について
地植えの場合はフェンスやトレリス、
パーゴラなどにからませて育てます。
鉢植えの場合はアサガオを育てるときによく用いられる、
「あんどん支柱」を使うのが一般的な仕立て方です。
冬につぼみのある鉢を買い求めた場合、
温室で促成栽培されているものが大半で、
寒さになれていないので室内で管理します。
乾燥させるとつぼみが咲かないうちに落ちてしまいますので、
暖房の当たる場所は避け、
ときどき霧吹きなどでつぼみに水をかけてあげましょう。
羽衣ジャスミンの植替えの仕方について
鉢の中が根でいっぱいになり、
底から根が伸びでいる場合は、植え替えを行います。
鉢から抜いた株は周りの土を1/3ほど落として、
枝先を1/3程切り戻し一回り大きな鉢に新しい用土で植えます。つ
るは支柱にまき直し、枝の先の方からでてくる枝を切り詰め、
下の方からでてくる枝を伸ばして、
支柱にバランスよくからめて仕立てていきます。
植え換えの適期は花後です。
苗の植え付けの適期は春3月下旬~4月、秋は9月頃です。
羽衣ジャスミンの肥料の与え方について
肥料は冬の1~2月に、
固形の油かすなどの有機肥料を、
花後と9月頃にマグアンプを施します。
冬の間に与える肥料を「寒肥」といい、
春からの生長に大切な肥料です。
花後に与える肥料は「お礼肥」といい、
花を咲かせたことによって減退した体力を回復させ、
その後の生長におおきな影響を与えます。
肥料の意味を把握して、しっかりと施してあげましょう。
羽衣ジャスミンの水やりの仕方について
羽衣ジャスミンのみっずやりのコツは、
土が乾いたら、たっぷりと与えます。
空気の乾燥している時期(蕾が付いている間は特に)は、
葉水を与えないと、
葉や蕾が咲き切らないうちに落ちてしまうことがあります。
面倒と思いつつも、
毎朝霧吹きで葉と蕾に水を与え続けていたところ、
現在開花中で新しい蕾も次々に付いています。
水の与え過ぎも根腐れの原因になるので注意が必要ですが、
開花中は土にも湿り気を必要とするらしいので、
乾燥のさせすぎにも注意が必要です。
比較的育て易い植物と言われていますが、
それは地植えの場合であって、
鉢植えで育てる場合は水遣り加減が結構難しいと思います。
庭植えにしている場合は一度根づいたら、
極端に乾燥する場合をのぞいて、水を与える必要はありません。
羽衣ジャスミンの置き場所について
羽衣ジャスミンは、
日当たりのよい場所でよく育ちます。
鉢植えの場合は、
真夏だけ暑さを避けるために半日陰の場所に移動させます。
また、冬は霜が降りる地域ですと、
花芽が枯れてしまって春の開花はとても少なくなります。
0℃以上の気温があれば屋外でも越冬可能で、
関東より西の太平洋側や四国・九州では地植えで育てることができ、
鉢植えのものも戸外で冬越しできます。
冬に気温が氷点下になる地域では、
鉢植えで育てて冬にベランダに移動させるか、
不安な場合は室内に取り込みます。
ただし、3℃前後の低温に30日ほど当たることにより花芽が作られるので、
暖かい部屋は避け、
取り込む時期もぎりぎりまで待った方がいいかも知れません。
羽衣ジャスミンの剪定の仕方について
花が咲き終わった後に枝を剪定(切り戻し)します。
枝が伸びすぎていたり、
樹形が乱れて見苦しい場合は、
すべての枝を半分くらいの長さにばっさりと切り詰めましょう。
枝は春~秋の生育期間中によく伸びるので、
多少短めに、枝先から2/3くらいのところまで切り戻しても問題ありません。
羽衣ジャスミンは、
この「花後にばっさりと切り戻す」のが基本の剪定方法ですが、
全体の樹形が整っている場合は、
不用な枝を切り戻す程度の剪定でもかまいません。
生育が旺盛なので、
剪定後も生育期間中に枝が元気よく伸びて、
樹形が乱れることがあります。
バランスを考えながら適宜不用な枝の切り戻し、
長く伸びすぎた枝の切り詰めを行います。
このときの剪定は、ばっさりではなく、
軽く整える程度にとどめておきましょう。
また、苗から育てる場合は、
春~秋に新芽を摘んでわき芽を出させ、
できるだけ枝数をたくさん増やしましょう。
新芽を摘んでわき芽を出させ、
わき芽が伸びてきたらその新芽を摘んで、
さらにわき芽を出させて…
という作業を数回繰り返すと、
ボリュームのある株に仕立てることができます。
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羽衣ジャスミンの増やし方について
羽衣ジャスミンは、
差し芽で増やすことができます。
挿し穂を作る時は、花は必ず切り落としてください。
花をつけたまま挿し木をしても、まず成功しません。
親株から切って時間のたったものは、
作った挿し穂をそれぞれ水に挿して、
1~2時間しっかり水を吸わせてから挿します。
丁寧に行うなら、切り口は良く切れるハサミかカッターで、
切り口がつぶれないように斜めに切って、
切断面の面積を広くしましょう。
割りばし等で穴を開けておいて挿しこみ、
周りから土を寄せて、
軽く土を押してぐらつかないよう定着させます。
置き場所は明るい日陰です。
日当たりに出すのは芽が出てから、
少しずつ日に当てる時間を増やしましょう。
羽衣ジャスミンには、HB101がお勧めです
HB101は、宣伝がすごかったので、
初めて使ってみました。
効果は気がついたら「病気が出なくなっていた」です。
以前に定期的にやっていました。
実感がわかずに辞めました。
そして気がついたら、
使用している時は病気の症状が出なかった。
辞めたら発生した、です。
それと最近口角のところが割れてきたのですが、
101を塗ったら治った、です。
もちろん治る時期だったのかもしれません。
できたのに気がついて塗って2、3日で良くなりました。
羽衣ジャスミンの病害虫対策について
羽衣ジャスミンの害虫対策について
使用する道具
アブラムシ
こちらの記事も参考にしてみて下さい
⇒アブラムシの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
ハダニ
⇒ハダニの退治・駆除・予防の仕方について 農薬を使用しない方法や効果的な農薬・おすすめの方法を紹介します
羽衣ジャスミンの病気対策について
特にありません。
まとめ
羽衣ジャスミンは、
3℃前後の低温に30日ほど当たることにより、
花芽が作られるので、
暖かい部屋は避けましょう。
ポイントは、
日当たりのよい場所で育てる。
低温に当てないと花芽ができない。
つぼみが見えてきたら、
水切れさせないように気を付ける。
です。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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