ソープワートは、その名の通りで石鹸の材料です。
葉に含まれるサポニンのため汁液が泡立ちます。
直立した赤緑色の茎の先に、
芳香のある淡桃色の花を集まって咲かせます。
根が良く広がり繁殖します。
南ヨーロッパに多く自生している
比較的大型の宿根草で花も美しく、
特に八重咲きの品種は房咲きのバラのようです。
そこで今回は、
ソープワートの育て方について、
紹介します。
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目次
ソープワートの花言葉について
ソープワートの花言葉は、
「賢明な行動」「清廉」「友の思い出」「清らかな二人」「優しさ」です。
ソープワートの園芸品種には、
濃いピンクや赤の花色に、八重咲きもあります。
ソープワートの育て方について
土づくりの仕方について
特に土質は選びませんが、
中性からアルカリ性の方がより良いでしょう。
市販の土を使用する場合は、
山野草用の用土を使用します。
一般の草花用培養土も使用できますが、
水はけを良くするために、
鹿沼土や軽石などを2割くらい混ぜて使用します。
⇒軽石
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植えつけ方について
ヨーロッパに自生するだけあって、
日当り、乾燥した気候を好みます。
道路わきやアスファルトのすき間で育っているのを、
よく見かけるほどです。
植えつけの時期は、3~5月・9~10月です。
中性からアルカリ性を好むので、
酸性に傾いているのでしたら、
苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
⇒苦土石灰
土壌の状態を調べるのに、
酸度計があれば便利ですよ。
⇒酸度計
また、寒さに強く寒冷地でも冬越しできます。
水やりの仕方について
ソープワートは、乾燥気味に育てます。
鉢植えの場合は、
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
地植えの場合は、
特に水やりの必要はありません。
自然の雨のみで大丈夫です。
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肥料の与え方について
肥料は、あまり必要としません。
地植えの場合は、特に必要ないでしょう。
鉢植えの場合は、
早春と秋に緩効性化成肥料を与えます。
その方が、花付きが良くなります。
増やし方について
9~10月の播種、
または春か秋の株分けでふやすことができます。
1~2年ごとにランナーの整理を兼ねて、
株分けすると良いですよ。
病害虫対策について
アブラムシ、マメコガネが発生します。
害虫が発生したら、
オルトランを使用します。
2つの浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る効果が持続します。
葉の裏・土の中など、直接殺虫剤がかかりにくいところにいる害虫も、
効果的に退治します。
土にばらまくだけで植物に吸収され、
植物全体を害虫から守る予防的効果が約1ヵ月(アブラムシ)続きます。
水はけが悪いと、根腐れ、白絹病が発生します。
水はけが良い土で育てて、
乾燥気味に管理します。
発生したらダコニールで対処しましょう。
広範囲の病気に防除効果がある、
総合殺菌剤です。
ダコニールに対する耐性事例が見つかっていませんので、
お勧めの農薬になります。
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利用方法について
葉・茎・根を30分ほど煮出した液を、
石鹸やシャンプー代わりに使用します。
ただし、
食べれませんので口に入れないようにして下さい。
最後に
最後までご覧いただき、
有難うございます。
その他のお花の育て方も、
紹介していますので、参考にしてみてください。
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